トカゲとカナヘビは見かけがよく似ていますが、別の生き物です。
トカゲはツヤツヤ、カナヘビはカサカサの肌をしています。
残念ながら一緒に飼育は難しいのです。
餌も昆虫を食べますから、できないこともないのですが、トカゲが縄張り意識が強く、やがてはカナヘビを敵と判断して攻撃します。
ニホントカゲは土の中に卵を産み、孵化するまで世話をします。
一方カナヘビは産みっぱなしです。
ニホントカゲは雨の日や夜間は地面の中で生活しています。
飼育環境
地面にもぐるのがトカゲでカナヘビは枯葉の上や落ちた枝の上なんかで生活します。
それだけでも飼育環境が変わってきますね。
ペットとして飼育する場合は、生息地に出来るだけ近い環境でを整えてあげることが大事です。
ニホンカナヘビは飼育が難しく、なかなか冬を越すことが出来ません。
飼育に適した温度は24度で、夜は20度。
昼のうちは日光浴をさせます。
暑い日にはエアコンをつけます。
ベースは本来生活していた場所の土の土が望ましいです。
またレフ球で温度管理をします。
ニホントカゲは土の中に潜りますので、飼育スペースの床には土を敷きます。
水槽にアクリルケースに土をしき、潜れる深さと広さを用意します。
深さは5cmほどあればもぐることが出来ます。
全体を5cmの土で覆うのは大変です。高低差差をつけておくといいですね。
土の上に腐葉土を敷けば完成です。
登り木を入れたり、水飲み場を作ったり暮らしやすい環境を作ります。
多頭飼いですが、縄張り意識が強いため、雄同士だと喧嘩をしてしまいます。
つがいで入れます。
餌は昆虫です。
生き餌が望ましいのですが、冷凍コウロギでもいけます。
野菜クズなども入れておくと食べます。
水をよく飲みますので、いつも新鮮な水を用意して上げるといいですね。
カナヘビはあまり馴れることがないのですが、トカゲは手に登ってきて餌をせがんだりします。
まぶたがありますので、瞬きの瞬間など、すごく愛らしく、爬虫類好きにはたまらない魅力です。
まとめ
ニホンカナヘビも、ニホントカゲも越冬がポイントです。
温度と湿度の管理をしっかりしないと、天寿をまっとうできません。
大切な命ですから、しっかりお世話をしてあげて下さい。