トカゲはあまり動かず、無表情ですがそこがまたいいと愛好家が多いペットのジャンルです。
昭和30年代には飼育法が記された図鑑などが発行され、一部爬虫類マニアの間では細々と飼育されていたトカゲですが、昭和60年代にワシントン条約の施行により希少価値の高い動物が手に入りにくくなりました。
その反面、日本国内では珍獣・奇獣嗜好が高まり最初の爬虫類ブームが到来しました。
花形はイグアナやカメレオンなどの愛嬌あるトカゲ類を筆頭にヘビやカメなどの爬虫類飼育が盛んにおこなわれました。
ムカシトカゲの幼体
かなり特徴出てきたぁ。やはりすごく成長遅い pic.twitter.com/Ku4gI6efsl
— P.muttiensis (@SH1_7A) 2017年11月21日
トカゲの目
トカゲの目は瞼があり瞬きします。
トカゲに似た種類でヤモリなどは瞼がありません。
その瞼は人間のように上から下ではなく下から上へ瞼が閉じます。
瞼がないヤモリなどは代わりに眼球をなめたり手で拭ったりします(イモリとトカゲを見分けるポイントにもなる)。
瞼が下から上へ動く機構はトカゲの祖先が鳥類だという説を裏付けていますが、その真意のほどは解明されていません。
またトカゲの瞳孔にも大きく分けて2種類あり、猫の目のように縦長なものや丸いものあります。
第3の目(目が3つのトカゲ)
トカゲの種類の中には目が3つある種類もあります。
名前は『ムカシトカゲ』といいニュージーランドの限られた地域に生息する、原始的な種として有名です。
なかでも特徴的なのが、第3の眼と言われる頭頂眼(顱頂眼)を有していることです。
頭頂眼は対象物の像を鮮明に映し出す機能と、色や明るさを識別する役割があり、暗い場所でもクッキリ見えるようになっています。
まとめ
トカゲの眼は種類によって瞳孔の形が異なります。
また、瞼は下から上に動き、祖先が鳥からくるといわれる所以です。
ただトカゲの眼は病気になりやすく脱皮時に上手くいかないと目が開かなくなるリスクや感染症で失明するケースもあることから、飼育者は常日頃からトカゲの動きや普段と違う変化に気づかなければなりません。
体調不良を起こすと途端に食欲が減り体力を失っていきます。
大事なトカゲの健康を脅かさないように大切に育てていきましょう!