トカゲの魅力はその飼育のしやすさと、様々な種類と多様性です!
飼ってみれば分かりますが、基本的に大人しく犬や猫などと違って鳴いたり、糞尿の処理に困ることもありません。
そして、つぶらな瞳で見つめられると癒されますね。
種類によっては(特にアオジタトカゲ類)は気性の荒い個体もいますが、徐々に慣れていくと手乗りでスキンシップをとることが出来ます。
今後もトカゲ愛好家の人口が増えそうですね。
トカゲの尻尾切り(自切)
トカゲは危険を察知すると自らの命を守るために尻尾を切り離します。
尻尾はしばらくジタバタと激しく動き、外敵が尻尾に気を取られている間に本体は逃げることが出来ます。
トカゲの尻尾は再生しますが、体の一部を失ってから尚且つもう一度尻尾を再生するのですから相当のエネルギーを消費します。
中にはその時の労力で体調不良を起こし、悪くすれば生命の危険に陥ってしまう個体もいます。
トカゲの尻尾は何回でも再生できると誤解されがちですが、トカゲにとってみれば一生に1度あるか無いかの重大事件に等しいのです。
トカゲは痛くないの??
トカゲは自切すると痛いのか?この件に関しては諸説ありますが、はっきりとした結論は出ていません。
ただ自切した断面から血が滲んでいたり、トカゲの目から涙が出ていたなどの目撃情報から、少なからずトカゲにとっては痛いようです。
確かに尻尾には神経が通っていますが、自切で切り離される部位は『自切節』といって、切り離し準備の整った切れ目で切断するので痛みは極力抑えられているといえます。
一方、自切節以外で切断された場合は相当痛いということでしょう。
こればっかりはトカゲに聞いてみないとわかりませんね。
まとめ
トカゲは大人しく比較的清潔に飼える数少ないペットです。
その分愛着が沸くあまり過剰なスキンシップを取ってしまうかもしれません。
そのために飼育者の不注意で尻尾を自切するリスクが非常に高いです。
特にケージ飼いの場合は、野生時の特性上頭上からの天敵(鳥類)に襲われる危険を感じ非常にストレスを感じます。
トカゲを飼育する際は急激な変化を避け頭上から刺激しないこと、過度なタッチングは慎みそっとしてあげるのがトカゲにとっても飼育者にとっても望ましいことですね。