つぶらな瞳、凛とした風貌。
爬虫類でありながらどことなく愛嬌があるトカゲ。
ペットとして可愛がられ、近年の爬虫類ブームの影響もあり、ますます目が離せない爬虫類界最大派閥のトカゲですが…。
残念ながら食用として人間に食べれられてしまう悲しい子たちがいるのも事実です。
今回はその歴史と食べ方、トカゲ肉の味について解説していこうと思います。
トカゲの肉
トカゲを食用としている国は意外に多く、中国はもちろん東南アジア、南米、ヨーロッパ(スペインなど)、オーストラリアなど原住民をはじめ日常的に食されていますが、先進国などの文化圏でもおいしく頂かれているようです。
調理法はトカゲの素揚げ、トカゲの姿焼き、トカゲカレー、トカゲのスープなど多岐にわたり、日本でもトカゲ料理を提供している店はネットで検索すると意外に簡単に見つけることが出来ます。
トカゲの食用の歴史
特にトカゲを養殖または食用として繁殖させることを過去に人類がしていたかについては、これだ!という確証は得られませんでした。
おそらくトカゲ牧場みたいに大量飼育していたということはないようです。
古くからトカゲは身近に存在し、人類の貴重なたんぱく源として重宝していたかもしれません。
実際トカゲは毒を持つ種類が少なく、コツさえつかめば容易に捕まえることが出来ることから有史以前に人類の空腹を満たしていたことは間違いないようです。
ベトナムなどでは近くのジャングルを数分散策すればトカゲなどはいくらでも捕まえることができ、近くのレストランでそれなりの価格で引き取ってくれるそうです。
トカゲの場合、食用となれば他の家畜ほど効率よく生産できないし、生体全体からとれる肉の割合も少ないため食卓の主役になることはなかったようですね。
トカゲの肉の味?「ささみ」ってホント?
爬虫類の肉は食感・味共に『鶏肉に似ている』と言われますが、まずそう思って間違いないでしょう。
トカゲは住んでいる地域によって肉の食感が異なるようで、乾燥地帯に生息する種だと『ボソボソした鶏ささみ肉』熱帯地方だと『ジューシーな鶏ささみ肉』と表現する方がいてなんとなく納得してしまいますが…。
どちらにしても『ささみ肉』なんですね。
まとめ
意外にも食用として需要があったトカゲでしたが。
やはり私たちは食べるより観賞用として楽しみ、そして癒されたいですよね!
残念ながら人間の空腹を満たすために食べられてしまう種も存在しますが、トカゲは何といっても爬虫類最大の4000種を誇る最大派閥です!
これからもたくましく生き残ってほしいですね!