皆さんトカゲ革のバッグは好きですか?
ペットとしてトカゲを飼育している方々にとってみればゾッとする話ですが…。
巷の主婦の興味はトカゲの飼育よりもトカゲ革のバッグに興味深々のようです。
トカゲは、意外に食用にも加工品にもなる無駄なところがない、とてもお得な生き物だということも事実です。
重ねて言いますが、大切にトカゲをペットとして育てている皆さんは閲覧注意なことが書いてあるかもしれません。
ご注意ください!
グリップ用リザード(トカゲ)革
色々入荷しました(^-^)/ pic.twitter.com/4PScnHuqUp— ビリヤード&バー プライド (@PRIDE_2005) 2018年1月13日
トカゲの革ってどんな革?
トカゲ革は一般的には「リザードレザー」と呼ばれ、丈夫で、軽くて、薄いのが特徴の『エキゾチックレザー』といわれています。
エキゾチックレザーは具体的には、ワニ革、蛇革、トカゲ革などの爬虫類。エイ革、鮫革などの魚類。ダチョウ革、象革、カバ革などの希少性が高くて独特の模様を持つ革になります。
エキゾチックレザーは革の性質も特殊なものが多く、それぞれの革の特性を知りつくした熟練の職人が手間暇かけて制作にあたるため希少価値の高い製品が大半を占めます。
トカゲの場合革製品に使われる種類では日本に生息するような小型のトカゲではなく数十センチから1メートルを超える大型のトカゲが使用されます。
所謂リザード革といわれるトカゲは主に以下のような3種がポピュラーなものになります。
テグー
(テジュー)と呼ばれる種は、腹部に長方形の細かな模様があるトカゲで、背中から切る(バックカット)ことでお腹の模様を見せる製品が流通しています。
ミズオオトカゲ(リングマークトカゲ)
ミズオオトカゲは2メートルを超える大型のトカゲで革の取れる面積が多いことから鞄や大きめの革製品を作ることができ幅広い用途が期待できます。
リザード系では高級な部類に入り、名前の通りリング状の丸模様が連なっているのが特徴的な種です。
主にハンドバッグや財布など幅広く使われています。
ナイルオオトカゲ
ミズオオトカゲ同様大型のトカゲで、シンプルな模様は好んで愛用するファンもおり、流通も多い種類です。
ミズオオトカゲと同じくバッグや財布などの小物などいろいろな製品に使われています。
まとめ
トカゲの革製品は昔から根強い人気があり、人々の欲求を満たしてきました。
そのために絶滅の危機に瀕したトカゲもいます。
現在はワシントン条約の発布後に規制が厳しくなり危機は脱しましたが、人間の傲慢な行為のために安易に動物が乱獲されるのはよくありませんね。