カナヘビはとても繁殖しやすい生物として知られ、多頭飼いもできるため、繁殖にチャレンジする方はとても多いです。
しかし、産卵の段階までいっても、卵が孵化せず、そのまま腐ってしまうというケースもあります。
この孵化失敗の原因はいったい何なのでしょうか。
今回はカナヘビの卵が孵化しない原因についてまとめてみたいと思います。
カナヘビの卵が孵化に失敗してしまうのはなぜ!?
カナヘビは6月くらいから産卵のシーズンのシーズンに入り、この間に複数回卵を産みます。
また、一度にいくつも卵を産むこともあります。
基本的には、産卵から遅くとも2か月後くらいまでには孵化し、カナヘビの赤ちゃんが誕生します。
しかし、中には孵化しない卵も出てきてしまいます。
卵がへこんで、いつまでたってもそのへこみが消えなかったり、卵が徐々にしぼんでいってしまったりすると孵化の失敗の可能性が非常に高いです。
孵化に失敗してしまう原因はいくつかあります。
考えられる大きな原因の一つは、卵の中で既にカナヘビの赤ちゃんが亡くなってしまっているということです。
亡くなってしまう要因はいろいろ考えられるのですが、主な要因は窒息です。
何かの拍子に卵が転がり逆さになってしまうと、卵の中の赤ちゃんは息ができなくなってしまい、やがて亡くなってしまいます。
ですので、産まれた卵は、他のカナヘビのいない安定した別の容器に避難させるのが無難かもしれません。
また、孵化の最中に赤ちゃんが力尽きてしまうケースもあり、これも孵化の失敗と言えるでしょう。
まとめ
今回はカナヘビの卵の孵化が失敗してしまう原因についてまとめてみました。
たとえ繁殖に成功し、卵が無事産まれてきたとしても、何らかの要因で卵が孵化しないというケースは非常に多いです。
孵化の失敗には、人間の手で未然に防ぐことの出来るものもありますので、無事に産まれてくることができる可能性を少しでも高くすることが一番大切なことだと思います。
せっかく産まれてきた卵が、孵化せずにダメになってしまうのはとても辛いことです。
時には私たち飼育者の責任であるケースも存在するため、繁殖にチャレンジする際は、万全の準備を整えてから挑んでほしいと思います。