カナヘビは冬眠する生き物なので、飼育下でカナヘビの冬眠に挑戦しようと思う方もいるのではないでしょうか。
カナヘビの冬眠については失敗することも多く、環境を工夫して冬眠させない方もいます。
なぜ、カナヘビの冬眠に失敗するのか、その原因対策方法について調べました。
カナヘビの冬眠失敗の原因と対策
そもそもカナヘビの冬眠は難しいとされています。
その為、ヒーターやバスキングライトを使って保温して冬眠させないようにして冬を越させる飼い主さんもいます。
ただ、もともとは、冬眠する生き物なので体内のサイクルからいっても、自然に近い形で飼育するなら冬眠させるのが良いといわれています。
冬眠に失敗してしまう原因の一つとして、飢えよりも乾きと言われています。
野生下のカナヘビは、冬眠場所に自然と雨水が流れ込んでいるので、喉の渇きをその雨水で癒している可能性があります。
ところが、飼育下での冬眠となると自然の雨水が入ってこないため、冬眠中に乾きによって命を落とすのではないかといわれています。
実際、カナヘビは、冬眠から覚めた直後はよく水を飲むようです。
普通、カナヘビは、舌を出してペロペロと水を飲みますが、冬眠明け直後は、頭を水中に突っ込んで水を飲むことがあります。
まさに息も絶え絶えにガブガブ水を飲むような状態に追い込まれていたわけです。
ひたすら飲んだ後は、さらに水浴びを始めるカナヘビもいます。
このようなカナヘビの状況を見ると、カナヘビの冬眠の失敗の原因は乾きの可能性が高いかもしれません。
乾き対策
生き物は、例え食料がなくても水があれば多少でも生き延びることは可能です。
食料よりも水が断たれることの方が心配です。
カナヘビの冬眠を失敗させない対策としては、推測になりますが、水分補給をすることがいいかもしれません。
例えば、冬眠中のカナヘビにスポイトなどを使って水を飲ませるか、春が近くなった暖かい日などに直接カナヘビの体に霧吹きしてあげるなど湿り気を与えるなど、これらのことが命を繋げることになるかもしれません。
まとめ
カナヘビの冬眠がうまくいったとしても、冬眠明けも安心できません。
冬眠から目覚めたらたっぷりと水を与える必要があります。
では、この記事のポイントをまとめました。
・飼育下のカナヘビの冬眠は難しい
・冬眠で失敗するのは乾きの可能性がある
・冬眠中にスポイトで水を飲ませる
・暖かい日に直接体に霧吹きする
カナヘビの冬眠はかなり難しいので、カナヘビ飼育初心者は、いったん秋に野生に放してあげて、飼育に慣れてからカナヘビの冬眠に挑戦するのがいいかもしれません。