交配も成功し、ニホントカゲのメスのお腹がパンパンに大きくなって、もしかしたらもうすぐ卵を産むのでは?
できることなら、卵を無事に産んでもらって元気なニホントカゲの赤ちゃんを見たいですよね。
ニホントカゲの成体の飼育は比較的、飼いやすいと言われていますが、卵の育て方やお世話の仕方には注意やコツが必要です。
今回は卵を孵化させるためのコツなどを紹介します。
ニホントカゲの卵もらったので育てるぞ! pic.twitter.com/bng1Zuctax
— てんちょう (@sp552ten) 2017年6月28日
卵の育て方
まずは、卵をきちんと育てたいなら産卵直後から世話をしないといけません。
ですので、産卵のタイミングを見逃さないことが大切です。
産卵直後のメスのお腹はパンパンで今にも破裂しそうなほどです。
卵の殻にカルシウムを与えたり、消化を良くするためにあまり動かなくなってしまいますが、産卵まであとわずかとなったとき急に動きが活発になります。
流木の隙間や土に潜ろうとするのですが、そのような仕草を始めたらその場所に卵を産む可能性が高いので探すときの参考にしてください。
そして、お腹が1秒に1回の間隔で痙攣するようになると産卵が始まります。
産卵後、メスのお腹がすっきりしていたら産卵が終わった合図になりますので、発見したらすぐに卵を回収してください。
この時の卵はとてもやわらかいので、スプーンですくって小さな容器にいれてください。
また卵の上下が逆さになっていると窒息して亡くなってしまう危険があるので、産卵後、地面側が下、反対が上と間違わないようにし、ケージ内に餌用のコウロギがいる場合は出しておいたほうが安心です。
卵のお世話で重要なのが水分補給です。
ニホントカゲの卵は水分を吸って大きくなります。
そのため、乾燥してしまうと成長せずに亡くなってしまうため、乾燥しないように土が程よく湿っている黒色状態を保ちましょう。
注意しないといけないのが、乾燥を防ぐために容器の蓋を「密閉」してしまうと窒息して亡くなってしまうので、軽く蓋をすることと、水分補給させる際、直接、卵に吹きかけないようにしましょう。
卵にカビが生えてしまいます。
最後に、卵の大きさが2倍になり、産卵から35日から45日経つと孵化がはじまります。
中には卵から上手に出られない赤ちゃんもいますが、助けようと手をかしてはいけません。
ニホントカゲの赤ちゃんにとって最初の試練であり、これから自然界で生きていくために必要なことだからです。
まとめ
上手く卵から出られない赤ちゃんを見ると助けたくなりますよね。
しかし、これもこれから生きていくためだと心を鬼にして見守ってあげましょう。