みなさんはニホントカゲを見たことがありますか?
ブロック塀や空き地でシュルシュルと動いたり、石の裏に隠れていたりと、割とどこにでもいるトカゲなのです。
ニホントカゲとカナヘビという種類のトカゲは似ている思う方も多くいらっしゃり、間違えやすいのですが、比べてみると違うことがよくわかります。
ニホントカゲの幼体は、尻尾が青く光って美しい色をしています。
また成体になると、茶色く光沢のある色になるのです。
今回は、ニホントカゲの成体についてお話しようと思います。
ニホントカゲの亜成体と幼体
過去画 pic.twitter.com/4B2es0LHMq— 水皿の下のすきんく (@skinkekidona) 2017年10月8日
ニホントカゲの成体の大きさについて教えて!
まず、成体とはざっくり言うと「大人の姿」ということです。
子孫を残すことが出来るくらいまで育っている形。
ニホントカゲは卵から生まれ、成体になるまでにおよそ2年くらいかかります。
成体になると全長がおよそ15センチ~30センチ。
オスの成体は、褐色、尾の付け根が太く、顔もわりと四角張っているものがオスです。
繁殖期(4月~5月ごろ)になると、のどのあたりからオレンジ色に変わり、婚姻色(こんいんしょく)になるのです。
メスの場合は、オスに比べて成体になるのが1年くらい遅いです。
そして、尻尾の部分はメスの場合、幼体の頃の青く光った状態のまま成体になる、ということも多いのです。
卵を守る為、色を変えずに尻尾をわざと狙われる色にしているのかもしれませんね。
まとめ
個人的にはニホントカゲの青く光った尻尾をすごく美しいと感じます。
体から尻尾にかけての茶色~青へのグラデーション。
自然の神秘まで感じてしまうのです。
なので、成体になったときに茶色く変化してしまうのは少し残念に思ってしまうのですが、メスは割とそのままの青く光った尻尾のままのものがいるようです。
ニホントカゲは動きがとても速い生き物ですので、なかなかじっくりと観察するのは難しいですし、オスとメスの判断も結構難しい・・・
特に幼体の時は判断するのは素人ではほぼ無理!
でも、成体になったときの姿は分かりやすいかもしれませんね。