カナヘビは変温動物ですから、冬の寒い時期になると冬眠します。
カナヘビが冬眠しているところを直接目の当たりにすることはなかなかありませんから、いったいどんな時期に、どんな場所で冬眠をしているのかが気になりますね。
カナヘビはどれくらいの時期に、どんな場所で冬眠をしているのでしょうか?
カナヘビが冬眠する時期は?
カナヘビが冬眠するのは、大体気温が15℃を下回るようになるころです。
冬眠の時期が近づくと食べ物をあまり食べなくなり、冬眠する直前に水を飲んで冬眠します。
そして、春になり気温が15℃を超えるようになると目覚め、活動するようになります。
このことから、カナヘビの冬眠は何月になれば必ず冬眠するというものではなく、気温によって冬眠時期を決めています。
カナヘビは日本に広く分布していますが、その冬眠時期はその土地ごとに異なるといえます。
また、飼育されているカナヘビは、冬でもパネルヒーターなどで暖かくしておいてやると冬眠せずに活動しています。
爬虫類というと必ず冬眠するという印象がありますが、与えられる気温によっては冬眠を必要とせず、ずっと活動していることもあります。
このようにカナヘビの冬眠スイッチは気温によって入り切りされています。
カナヘビが冬眠する場所は?
カナヘビは土の中に潜って冬眠します。
このことから、冬はカナヘビを見かけることがなくなります。
よく聞く話で、工事などで土を掘り返したときに冬眠しているカナヘビが見つかるといった話がありますが、これはカナヘビが土の中で潜って冬眠している証ですね。
土の中に潜り込んで眠っていて呼吸は大丈夫なのが不思議ですが、暖かい土の中でずっと眠っていられるのはうらやましくもありますね。
まとめ
カナヘビは人が実感する季節ではなく、気温によって冬眠の開始時期を決めています。
そして、冬眠する場所は土の中に潜って冬眠します。
冬になるとカナヘビの姿が見えなくなるのはさみしいですが、気温が15℃を超えるようになればカナヘビが冬眠から目覚めてその姿を現してくれます。
暖かくなってカナヘビが出てきてくれる春を待つとしましょう。