カナヘビを飼育している人の中には、繁殖に挑戦したことがある人もいるかもしれません。
カナヘビの繁殖は比較的成功しやすい部類にはいります。
カナヘビは卵を産むことによって数を増やすのですが、1回の産卵で複数の卵を産むこともあり、一度に5個産んだりすることもあります。
ここから一定の時間を経て、孵化することになるわけですが、皆さんはカナヘビの卵がいつごろ孵化するのかご存知でしょうか。
今回は、カナヘビの孵化の時期や、孵化に要する期間についてまとめてみたいと思います。
カナヘビの卵が孵化する時期について
カナヘビの卵が孵化する時期を知るためには、まず繁殖について知らなければなりません。
カナヘビは基本的には春から夏くらいの間に共寝し、子どもを作ります。
そして、夏から秋くらいの間に卵を産みます。
この間に数回の産卵がみられるケースもあります。
そして、産卵後、1か月から2か月くらいの間に孵化します。
ですので、カナヘビの卵が孵化する時期は秋口から冬前くらいの期間ということになります。
もちろん、種類や個体によって誤差がありますが、だいたいこれくらいの時期が目安になります。
カナヘビの卵が孵化するまでの時間について
先ほども説明しましたように、カナヘビの卵は産卵から1か月から2か月くらいの間に孵化します。
この孵化に要する時間に関しては、飼育下の気温に大きく左右されます。
飼育下の気温が1℃上がるにつれて、孵化に要する日数が3日程度減少するという研究結果もでています。
まとめ
今回はカナヘビの孵化の時期や、孵化に要する時間についてまとめてみました。
カナヘビの繁殖に挑戦する方はとても多く、成功例も沢山あります。
また、カナヘビは多頭飼いがしやすい部類に入る生物でもあるため、飼育ケージのサイズなどの問題以外は、繁殖後の心配もそれほどする必要がありません。
しかし、カナヘビの卵は、ある程度の湿度を保っておかないと孵化せず、湿らせすぎると腐ってしまうというように、扱いが難しいという面も持っています。
せっかく産まれた卵が、孵化しないまま亡くなってしまうのはとても悲しいことです。
こうした悲劇を避けるためにも、飼育者の方には細心の注意を払ってほしいです。