カナヘビの脱皮は、皮がすっぽり抜けるのではなくボロボロと皮がむけるように脱皮します。
なので、気づかないうちに脱皮をしていたなんてこともあるようです。
成長期は2週間に一度の脱皮ですが、大人になると1ヶ月に1回程度の脱皮です。
実は、カナヘビの脱皮の兆しとして食欲に変化が出ます。
そこで、カナヘビの脱皮前後の食欲について紹介します。
なぜカナヘビは脱皮前になると食欲が落ちるのか
カナヘビは、脱皮が始まる前になると食欲が落ちる傾向があります。
その理由は、やはり野生の本能があるからと考えられています。
野生下での脱皮なら、脱皮をする前は通常の動きとは違って、何かしらの敵が近づいて来たとしてもすんなり動けるような体の状態ではないと言えます。
仮に脱皮をしている途中であれば、皮が足などにはりついて脱皮しきれていないと、天敵が来ても思うように動けず動作が鈍くなると考えられます。
そのため、脱皮前はのんびりと餌を食べているどころじゃないという状態になっています。
その為、脱皮前には食欲が落ちるということも理解できますよね。
なので、脱皮前の食欲が落ちたとしても必要以上に心配することはなさそうです。
脱皮後は食欲が戻る
さて、脱皮前に食欲が落ちる傾向にありますが、その反対に脱皮後は食欲が出ると言われています。
もちろん、脱皮前に食欲が落ちていたのですから自分の命を守る為にも食欲がでるのは本能といえますが、脱皮を終えたことで体が動きやすくなったことから食欲が出るのは当然かもしれません。
脱皮を終えてしまえば、周囲に警戒することも必要ではなくなるので食欲が戻ってきたといえそうです。
脱皮時のガサガサした皮膚は心配なし
カナヘビの皮膚の質感は、そのままカナヘビの健康のバロメーターとしての目安になりますが、カナヘビが脱皮をする時は、ガサガサとした皮膚になります。
皮膚がガサガサしたところに、食欲が落ちる状態になるので病気と勘違いしてしまうこともあります。
この場合は、健康状態が悪いわけではないので心配はないです。
カナヘビの脱皮は、皮がむけるように脱皮するので皮膚がガサついてしまいます。
まとめ
脱皮前になるとカナヘビの食欲が落ちることを知っておけば、それほど心配せずに見守ることができますよね。
では、この記事のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
・脱皮前は行動が鈍くなるので食欲が落ちても心配ない
・脱皮後は動きやすくなったことで食欲が戻る
・脱皮する前は皮膚がガサガサする
ヘビの脱皮というと抜け殻が残るような脱皮と思ってしまいますが、カナヘビの場合は、皮がむけるように脱皮するのでよく注意して観察しましょう。