カナヘビの尻尾が切れてしまうと、本当に再生するのかが心配になりますね。
また、再生するのにどれくらいの期間がかかるのかも気になります。
実際のところ、カナヘビの尻尾が再生するまでの期間はどのくらいかかるのでしょうか?
カナヘビの尻尾が再生する期間はどれくらいかかる?
カナヘビの尻尾が再生するのには、8か月程度かかるといわれています。
そして、再生した尻尾は以前のものとまったく同じものが生えてくるのではなく、色が体色と違ったり、長さが短かったり、形が変形していたりするものが生えてきます。
これは見た目だけではなく、尻尾の構造も以前と異なります。
以前の尻尾は骨の一節ごとにだつり節と呼ばれている特別な割れ目が入っていましたが、新たに再生した尻尾にはこのだつり節がなく軟骨があるだけの尻尾になります。
このことから、ふたたび敵に襲われた場合には、以前に切れた同じ場所で切れることになります。
もし、外で尻尾の色が体色と違っていたり、尻尾の形が変形したカナヘビを見かけたら、それは再生した尻尾を持つカナヘビかもしれません。
外に出たときに少し注意して探してみるのもいいですね。
また、カナヘビの尻尾の再生はかならず再生するというものではなく、栄養状態などによって再生しないこともあるようです。
もし、自分で飼っているカナヘビの尻尾がトラブルなどで自切されてしまった場合には、栄養のある食事や日光浴が十分にできるように気をつけてあげてできるだけ再生しやすい体づくりを手伝ってあげましょう。
とくに日光浴は大切です。
「日光浴って大切なの?」と思われるかもしれませんが、カナヘビは日光浴をすることで体内でビタミンを作り出します。
この日光浴で生み出せるビタミンはカルシウムの吸収に欠かせないビタミンD3です。
カルシウムは骨の形成に必要なものですから、尻尾の再生にも良い影響をあたえてくれます。
日光浴は太陽光だけではなく、紫外線ライトでもOKです。
まとめ
カナヘビの尻尾の再生には意外と時間がかかるようですね。
カナヘビにとって尻尾は敵に襲われたときに逃げるためには欠かせないものなのに、再生に時間がかかるということは以前よりも注意して生きていかなければならないということになります。
これはなかなか大変そうですね。
しかし、一度切れた尻尾がふたたび生えてくるというのは本当に不思議ですね。