爬虫類をペットとして飼育している方の中には、エサにゴキブリを与えている方も大勢いるようです。
トカゲも爬虫類ですが、ゴキブリを食べることがあるのでしょうか?
ゴキブリを食べてもトカゲの体にはなんら影響はないのでしょうか?
トカゲがゴキブリを食べても病気にはならないのでしょうか?
ゴキブリは衛生害虫と言われるほど、病原体を保菌している状態で動き回っています。
そんなゴキブリを食べてもトカゲは病気になる事は無いのか?と初めてトカゲを飼育している方は思ってしまうでしょう。
食物連鎖の過程の中では、ゴキブリ等の虫の上に爬虫類のトカゲや両生類のカエルなどが存在しています。
このトカゲやカエルには人間のように歯がありませんから、基本的には丸飲みまたは、口の中で潰して食べると言う事になります。
それに、トカゲやカエルはエサを生きたまま食する事になりますので、ゴキブリ等の衛生害虫を食べた場合には、病原体が気になってしまいます。
トカゲなどは進化の過程で昆虫や害虫を食べる事で、生き残ってきた事になります。
トカゲなどの爬虫類はかなり強力な消化能力があると考えてもいいでしょう。
また、ゴキブリを食べたトカゲの中でゴキブリの卵が孵る事は無いのか?とも考えてしまいますが、ゴキブリの卵が孵るまでの時間と消化する時間では消化する時間の方があっと言う間ですから、トカゲの体内でゴキブリの卵が孵る事はまずありえません。
トカゲのエサにゴキブリが最適なのか?
いくらトカゲでも、自分の口よりも大きいゴキブリは当然食べる事ができません。
ニホントカゲやカナヘビでは、家庭によく出るヤマトゴキブリやチャバネゴキブリなどの成虫は食することが出来ない可能性があります。
トカゲの大きさによってエサの大きさも変わってくることになります。
ニホントカゲやカナヘビの場合にはゴキブリをエサとして与える場合には成虫よりかは幼生体の方が食べるには、向いているでしょう。
ただし、日本産以外のトカゲ、例えば、ヒトアゴヒゲトカゲのような中型トカゲになれば、確実に成虫になっているゴキブリをエサとして食べる事が可能になります。
爬虫類用のエサとしてデピュアと言う外国産のエサ用ゴキブリを飼育して、トカゲのエサにするのがどうやら一般的のようです。
このデピュアと言う外国産のゴキブリは動きが遅いので、日本に生息しているゴキブリとは全然動きが違います。
トカゲをペットとして飼育している方は、どうやら日本のゴキブリはエサとして与えないと言うのが常識のようになっている様ですね。
あの素早さが問題なのでしょか?
人がゴキブリを生きて捕まえるのには無理がありますからね。
まとめ
トカゲはゴキブリを食べても病気にならないのか?とトカゲのエサにはゴキブリは最適なのか?について紹介しました。
デピュアと言う南米産のゴキブリですが、確かに動きは日本のゴキブリとは全く違って鈍いです。
これならば、中型のトカゲのエサには絶好ではないでしょうか。
ニホントカゲやカナヘビではこのデピュアではやはり大きすぎてしまいますので、幼生体の時に与える事になるでしょう。