トカゲの飼育を始めたばかりの方もいると思います。
日本の夏は、最近では高温多湿の状況が多い日々が続いたりします。
高温多湿の状態で、飼育しているトカゲに対して何らかの暑さ対策的な事をした方がいいのでしょうか?
それとも何もしなくてもいいのでしょうか?
保温球の下で堕落したトカゲ。 https://t.co/nOjafsNJw2 pic.twitter.com/IS60ro0LVC
— ちくわ (@tiquwa) 2016年11月12日
トカゲを飼育する際に夏場の飼育環境はどうすればいいのか?
トカゲと言ってもいろいろな種類がいます。
ニホントカゲやフトアゴヒゲトカゲなどを飼育しているかたが多いのではないでしょうか?
基本的にはそのトカゲが生息している場所の環境を再現するのが一番いいのですが、外国産のトカゲの場合には、その環境を飼育ケースの中で再現しなければなりません。
フトアゴヒゲトカゲは木に登ったりする事が無い地上徘徊タイプのトカゲになりますから、飼育ケースの中は、トカゲ用の土や岩やシェルター程度を置くだけでも十分です。
フトアゴヒゲトカゲの適性飼育温度は30度~33度位になりますが、ホットスポットが必要になるので、保温球は必要になります。
ホットスポット直下は40度以上になりますが、これはこれで、フトアゴヒゲトカゲには必要な場所にもなります。
但し、夏でも家屋内で飼育している場合、飼育ケースないが35度をキープしてしまうと、トカゲ自信がオーバーヒートしてしまいます。
ホットスポットから離れた場所が30度を超える程度の環境にするのが一番いいでしょう。
エアコンを付けて飼育ケース内の温度を保つ方法が適しているのですが、エアコンを使えない場合には、飼育ケースを風通しのいい場所に移すか、扇風機を使って空気の流れを作ることが必要になります。
トカゲの夏場の飼育環境対策には何が必要か?
先ほども紹介しましたが、トカゲの場合は変温動物と言う事もあって、温度と湿度管理が重要になってきます。
爬虫類を飼っている方、全員が全員付きっきりで飼育している訳ではないでしょう。
部屋の中にいても朝から夜までの間でも室温は変動しています。
温度と湿度を記録できる温湿度計を取り付ける必要があります。
木に登れるタイプのトカゲでは飼育ケースの底とフタ付近に二つ取り付ける必要があります。
地上徘徊タイプでは飼育ケースの底に温湿度計を取り付けてデーターを取るようにして、トカゲの適切な温湿度を把握する必要があります。昼間にどうしてもエアコンや扇風機を回しておけない場合の事も考えると、爬虫類用の電動送風ファンを取り付ける必要があります。
これなら、飼い主がいない間でも、設定温度を超えた場合に電動ファンが回るように設定しておけば、空気の流れができるので、飼育ケース内の温度を下げる事が出来ます。
但し、気を付けなければならないのが、直接風をトカゲに当てない工夫をしなければなりません。
常に風にさらされていると、トカゲも体調を崩してしまいます。
まとめ
トカゲの夏場の飼育ケース内対策について紹介してきました。
トカゲの種類によっては飼育ケース内の環境が全く違いますから、必ず何らかの対策は必要になってきます。
エアコンで室温管理しているからと言っても、夏場はいつ停電するかわかりません。
電気が復旧した後エアコンは作動しないので、トカゲにとっては、急激な温度変化となってしまいます。
エアコンに頼らない夏場の環境作り対策を取っておく事も大事になってきます。