最近はなかなか自然のなかでヘビに出会う機会もなくなりました。
ひと昔まえなら、シマヘビやヤマカガシなどは草むらに潜んでいたのです。
新入りちゃんは、下まぶた深めなのが特徴的。
耳の下が鮮やかなオレンジなので、名前を「ミミ」みたいにするか考え中。
#爬虫類#トカゲ#ベアーデッドドラゴン pic.twitter.com/jsUPEc3BNc— TAKASHI YAMAMOTO (@TAKASHIYAMAMO15) 2017年1月3日
トカゲが進化してヘビになったんだ!
狭くて暗い場所に生息していたトカゲのある種類が、その暮らしに適応するように進化しました。
狭い場所で暮らすには手足が邪魔になり、進化して肋骨や筋肉や鱗の運動で移動するように手足を退化させました。
土の中で移動しやすいように、まぶたではなく、目を鱗が変化した通称メガネで覆っでいます。
視野は狭く60度ほどしか見えていません。
目は開いたままの状態です。
実はトカゲからヘビに進化を遂げた謎が解明されたのは、まだほんの少し前の2015年7月のことです。
ドイツとイギリスの研究チームが4本足のヘビの化石をブラジルで発見したと発表しました。
発見されたヘビは20㎝。
1億年以上まえの地層から発見されたのです。
それ以前は、ヘビは海洋生物から進化した形だと考えられていました。
いずれにしろ、古代のオオトカゲから枝分かれし、進化したことはわかっているのですが、どの種がヘビにつながったかはまだ解明されていないのです。
途中はわからないけど、トカゲがヘビに進化したことは解明されていて、あとは進化の過程の化石の出土待ちになっているようです。
ヘビだけではなく、たくさんの生物の進化の過程が途中で途切れています。
ヘビのみが持つ特徴があります。
ヘビの第6感で目と鼻孔の間に赤外線をキャッチすることができる器官がありなます。
ヘビは肉食ですから、動物の熱をキャッチして一撃で仕留めます。
ハブやマムシにもピット器官があり、こちらは熱を感じます。
軍用機並みの高性能器官です。
しかも、温度センサーの画像のように映像のように見えているし、距離も測定しているといわれています。
またヘビの目のレンズは紫外線を吸収し眩しさを感じにくく物が黄色く見えています。
ヘビだけの特殊な能力です。
進化の過程で地中生活に適応して、手足が無くなった時代に視力も失ったとされています。
その代わりに進化を遂げた器官を得ることになりました。
まとめ
ヘビはなかなか神秘的な生き物ですね。
トカゲが草食で、大半のヘビが肉食なのも、進化の過程が解明されていないところでしょうか。
人がヘビを嫌うのは、洞窟で生活していた頃の本能から来ているという説もありますね。