カナヘビを知らない人はヘビの一種かと思いますが、カナヘビはトカゲの一種なのです。
また、ニホンカナヘビに関しては日本にしかいない貴重なトカゲなのです。
今回はそんなニホンカナヘビの生態についてお教えしたいと思います。
ニホンカナヘビの特徴
ニホンカナヘビは独特な模様の体をしており、頭からしっぽにかけて黒に近い色の模様をし、お腹は黄白色や黄褐色、背中は灰褐色を主にしています。
また、九州地方など日本でも南の地方に行けば行くほどしっぽが長い傾向があるそうです。
また、他のトカゲと違うのは目と耳がすごく発達しており、その利点を生かして獲物を捕ったりするのです。
ニホンカナヘビの産卵
ニホンカナヘビは5月~8月の春から夏にかけて1度ではなく、何回かに分けて産卵します。
産卵後は約2ヶ月程度で孵化し、約1年で大人の大きさまでに成長します。
たいていの生き物は産卵や出産後、子供を守る仕草をするのですが、ニホンカナヘビに関してはそういった守る仕草がありません。
ニホンカナヘビが恐れているもの
ニホンカナヘビは見た目の大きさからは想像できないほど肉食系で、主食としている昆虫やクモを捕らえるときはものすごく早いスピードで的確に捕獲するのです。
そんな無敵に見えるニホンカナヘビですが、そんな彼らでも天敵がいます。
ネコや鳥、そして名前が似ているヘビです。
もしこれら動物に遭遇したときは、耳にしたことがある「トカゲのしっぽ切り」つまり、自切の行為を見せるのです。
ちなみに、しっぽを切ったらまずいのでは?!と思う人もいるかもしれませんが、トカゲのしっぽには骨がないので、一度切ったとしてもまた生えてきます。
まとめ
トカゲといっても種類によって、生態や特徴が大きく違うものがたくさんあります。
見た目のインパクトさが目を引くニホンカナヘビについて今回ご紹介しましたが、今まで知らなかった生態がここで少しは知ることが出来たのではないでしょうか。