近年、ペットを飼育するというのがブームとなっています。
猫や犬の不動の人気は変わりませんが、密かに人気を増しつつあるのが爬虫類の「トカゲ」です。
トカゲは体が丈夫なので、病院にお世話になることが少なく手間がかからないことと、意外にも人間に懐きやすいといった飼いやすさから人気を集めているのです。
白い糞の原因
トカゲを飼い始めた飼い主さんで、トカゲが白い糞をしたと戸惑う方が多いようです。
皆さんは鳥の糞を一度は見たことがあるのではないでしょうか、トカゲの白い糞はこの鳥の糞の白い部分と同じものであるのです。
結論から言えば、トカゲの白い糞の正体は「尿酸」です。
尿酸とは、体を作っている古くなった「タンパク質」を「尿素」に変え、最終的には「尿酸」として排泄するもののことを言うのです。
尿酸は水に溶けないのですが、通常は水に溶けてしまうほど微量であるので白い糞が出ることはないのですが、過剰に尿酸が作られていると白い糞を排泄することがあるのです。
白い糞の体への影響
上でも記した通り、トカゲはタンパク質の排出を最終的には尿酸の形で行います。
そのため、人間と同じく「痛風」になってしまう可能性があるのです。
痛風は腎機能障害を併発する可能性も秘めているため、亡くなる危険性があり、冷静に対処する必要があります。
痛風になってしまう原因は、タンパク質の取りすぎ・水分不足によって起こります。
最近ではタンパク剤などが市販されており、良かれと思って与える飼い主さんが少なくないのです。
そういった餌以外での栄養の摂取は必要でない場合がほとんどです。
ペットショップの店員さんなどに相談すると良いでしょう。
白い糞が固形で排泄される
白い糞が固い状態で排泄されている場合は、水分が不足していることを意味しているので十分な水を与えられていない可能性が考えられるので注意しましょう。
糞が白いからといって体調が悪いという訳ではないので安心してください。
まとめ
トカゲはペットとしては比較的珍しい動物ですので、不慣れな現象に戸惑うことも多いのではないかと思います。
今回紹介した白い糞に関しては基本的には体への異常はないと考えて良いので、心配はしなくて良いです。