トカゲの骨折のしやすさですが、衛生的にきちんと餌の管理や紫外線を浴びていれば簡単に骨折することはありません。
しかし、トカゲは活発に動き回る生き物なので、ふたをしっかり閉めていなかったり、ケージの中にとがったものを置いていたりするとけがをしやすくなります。
骨折の部位の中でも一番頻度が高いのは指です。
それはトカゲがどこかにぶつけることが多い部位が指だからです。
もし、骨折しているのが分かったら早めに動物病院を受診することをお勧めします。
トカゲは病気によって骨折しやすい身体になる?
栄養がきちんと摂れていて紫外線にも適度に当たっているトカゲであれば簡単に骨折することはありません。
しかし、トカゲの餌にカルシウム等のミネラルが入っていなかったり、ビタミンの摂取が十分でなかったりすると、それが原因で骨がもろくなり、骨が折れやすくなることがあります。
カルシウムは骨の主成分であり、摂取したカルシウムを体内に吸収させるのはビタミンDです。
カルシウムやビタミンDのようなビタミン、ミネラルの摂取が不足すると骨に含まれているカルシウムの溶ける量が多くなり、骨密度が低下します。
そのため、骨折しやすい身体になり、手や足の指をどこかにぶつけただけでも骨折してしまうことがあるのです。
骨折しないために必要なことは?
まずはトカゲがけがをしないような環境にしてあげることが必要になります。
中途半端にふたを開けたり、とがったものをトカゲの近くに置いていたりすることを避け、けがの原因となる周囲の環境に気を付けてあげましょう。
また、トカゲは普段の生活習慣が悪ければ骨折しやすい身体になってしまいます。
その身体を改善するには、毎日の餌を考え直すことが重要です。
いつもの餌にカルシウムパウダーを追加してあげたり、ビタミンDを含むものを食べさせてあげたりしましょう。紫外線を十分に浴びていないのであるならば忘れずに毎日してあげることも重要です。
まとめ
トカゲも骨折のようなけがをすることはありますが、その原因を飼い主が少しでも減らしてあげることを心がけてあげましょう。
また、骨折を頻繁にするようであればカルシウムが足りていないことも考えられます。
普段の世話が適切であるかを考え直すことも必要かもしれませんね。