カナヘビは名前にヘビと入っていますが、トカゲの一種です。
見た目もヘビではなく通常のトカゲに似ています。
恐らく、ちょっと見ただけでこの両者を判別することができる人はそうそういないのではないでしょうか。
どちらもペットとして飼育している方がとても多い、人気の高い生き物です。
では、通常のトカゲとカナヘビを一緒の飼育容器で飼うことは可能なのでしょうか。
喧嘩をしたり、共食いをしたりする心配はないのでしょうか。
今回はトカゲとカナヘビの同時飼育と共食いについてまとめてみたいと思います。
カナヘビとトカゲを一緒に飼育すると共食いしてしまうのか
結論から申しますと、カナヘビと通常のトカゲを一緒の飼育容器で飼育するのは非常に危険です。
通常のトカゲとカナヘビは姿、形は似ていますが、内面的には全く違った一面を持った生き物なのです。
基本的にトカゲという生き物はとても気性が激しい生き物です。
縄張り意識がとても強く、トカゲ同士を同じケージなどで飼育すると、すぐに喧嘩したり、共食いしたりしてしまいます。
オスの個体の場合、特にこの傾向が強いです。
ですので、トカゲを飼育する人は、基本的には単独飼育をおすすめします。
一方のカナヘビは、トカゲの中でも比較的温厚な種になります。
よっぽど飢えた状況でなければ、共食いはしません。
ですので、カナヘビ同士の同時飼育は可能です。
オスとメスのカナヘビを一緒の飼育容器で飼育することにより、繁殖を狙うこともできます。
このように、通常のトカゲとカナヘビは内面的には全く違う生物ということが言えます。
まとめ
今回はトカゲとカナヘビの同時飼育と共食いについてまとめてみました。
ぱっと見区別のつかない通常のトカゲとカナヘビですが、同じ飼育容器で飼育すると、共食いが発生してしまう可能性が非常に高いです。
調べてみると、カナヘビに限らず、爬虫類に分類される生物は、単独飼育をすることが無難だということがわかります。
別の個体と狭い空間に閉じ込められると、縄張り意識からくるストレスを感じてしまうようです。
ですので、カナヘビの同時飼育は可能ですが、繁殖を試みるのでない限り、単独で飼育してあげるのがいいでしょう。