ヒョウモントカゲモドキの野生の生息地は砂漠地帯が多いですが、飼育下での温度や湿度はどれくらいに設定すればいいのでしょうか?
調べてみましょう。
ヒョウモントカゲモドキの脱皮の時は湿度上げて下げすぎない
ヒョウモントカゲモドキは爬虫類です。
爬虫類は体温を自分で調節できません。
ですから、飼育する時はヒョウモントカゲモドキの自然下での環境に近い温度設定をしてあげます。
ヒョウモントカゲモドキの飼育適温温度は25~30℃ですが、ヒョウモントカゲモドキは暑さには耐性があり、低温にもある程度耐えることができます。
また18℃以上あれば、多くの個体が餌を食べるため、保温は冬を除いて不要とされることもあります。
しかし、高温で飼育したほうが餌の消化や代謝が良く、さらに体色が鮮やかになるという利点もあり、ある程度の高温で飼育したほうが良好な状態を保てると言われています。
温度管理には部分的に高温にしたり、ケージ全体を温めたり様々な方法があります。
環境の中に温度差を付けることでヒョウモントカゲモドキ自身が心地よい温度の場所に移動できます。
ケージを置く場所も温度管理には重要になってきます。
玄関先や人間の生活環境では無い場所にケージを置く場合は、かなりの高温や低温になる可能性があり、温度管理が難しくなります。
ですから、ケージ内には温度計の設置は必須です。
飼育ケージの側面に貼り付ける物や湿度計と一緒になったものやデジタル表示の物など色々な物がありますので、予算に応じて取り付けましょう。
幾つかの注意点をあげるとすればケージ内では霧吹きを使用することもあるため、湿気の多い状態で使用可能であること、温度を計測する時は床温度ではなく空中の温度計測すること、ケージの上部で測定しないことがあげられます。
ヒョウモントカゲモドキは、ヤモリ類に比べて湿度にシビアな動物ではないのですが、脱皮をするので湿度を気にしておく必要があります。
一般的には湿度40~60%に保つのが良いとされていますが、日本の屋内の湿度は平均に40~60%以上あることがほとんどですので基本的には湿度的な問題は起こりづらいです。
ですが、冬はかなり湿度が下がるので、できるだけ湿度計を設置して湿度を把握していることが、病気予防の対策にもなります。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキの適温は25℃~30℃湿度は40%~60%ということが分かりました。
冬場に温度と湿度に気を付けて乗り越えれば、ヒョウモントカゲモドキは元気に過ごしてくれそうですね。