カナヘビは家の庭や、公園などでよく見かける生物です。
そのため捕獲しやすく、ペットとして飼育している方も多くいます。
爬虫類の中では比較的飼育のしやすい生物ではありますが、注意しなければならないことは沢山あります。
その一つが温度です。
カナヘビは変温動物であり、飼育時の温度はとても重要になります。
今回はカナヘビを飼育する際の適した温度や管理方法についてまとめてみたいと思います。
カナヘビの飼育に最適な温度はどれくらい?
カナヘビは暖かい気温を好み、野生のカナヘビは冬は基本的に冬眠しています。
カナヘビを飼育する際の最適な温度は25度前後と言われており、適度な日光浴も必要になります。
25度の温度を保つというのは意外に難しいです。
冬場のカナヘビの扱い方については後述しますが、春や夏であってもエアコンや爬虫類用のヒーターなどを使って、適切な温度を整えてあげる必要があります。
温度が低すぎると、体温が保てず、活動ができませんし、温度が高すぎても、熱中症などの病気になってしまうなどの問題が出てきます。
気温が低く、カナヘビがとても活動できない冬場には、冬眠させるための特別な準備が必要になります。
きちんと準備を整えないと、冬眠中に亡くなってしまうことも多いため、カナヘビの飼育に慣れていない初心者の方は、冬になったら、自然に返してあげるのが無難かもしれません。
カナヘビはきちんとした飼育環境を整えることができれば、5年以上生きることもあるほど寿命の長い生き物です。
しかし、とても気温の変化に弱い生物でもありますので、飼育する際は温度管理を徹底して行わなければいけません。
まとめ
今回は、カナヘビに適した温度や、管理する方法についてまとめてみました。
温度の問題もそうですが、野生での生息環境をなるべく再現してあげることが重要になってきます。
そのためにも、カナヘビを飼育する前に、きちんと必要な情報は頭に入れておくようにしましょう。
カナヘビは飼育しやすい生物だという方もいます。
しかし、その言葉を鵜呑みにし、軽い気持ちで飼育をはじめると痛い目をみるかもしれません。