皆さんはクル病という病気をご存知でしょうか。

これは人間や犬などの脊椎動物にみられる病気なのですが、カナヘビも発症する可能性がある病気です。

いったいこのクル病とはどのような病気なのでしょうか。

クル病になってしまった場合、治療法はあるのでしょうか。

今回はカナヘビのクル病の症状と治療法についてまとめてみたいと思います。

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カナヘビにみられるクル病の症状

クル病になってしまったカナヘビは、骨の形が変形し、背筋や尻尾が曲がってしまうという症状が出てきます

また、異常にやせてしまったり、目が閉じっぱなしになってしまうといった症状が出ることもあります。

クル病になってしまう主な原因はビタミンDの不足です

ビタミンDが不足することにより、血液中のカルシウム濃度が低下します。

これを補うために、骨などに蓄えられているカルシウムを血液中に放出します。

これが続くと、今度は骨のほうのカルシウムが足りなくなり、骨の形が変形したり、折れてしまったりするわけです。

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カナヘビがクル病になってしまったらどうする?治療法はある?

一度クル病になってしまったカナヘビをもとの健康な状態に戻すのはかなり難しいです。

ですので、クル病にならないように、普段から予防策をとっておくことが重要になります

さきほどクル病の原因はビタミンDの不足だと説明しましたが、このビタミンDは紫外線を浴びることにより生成されます。

したがって、カナヘビを定期的に日光浴させてあげることが必要になります

カナヘビの飼育に関して調べていると、必ずと言ってもいいほどこの日光浴については触れられています。

一日中陽の当たる場所に出しておくと、今度は熱射病や熱中症といった別の病気になってしまう危険性がでてくるため、あくまで「適度な日光浴」が必要です。

まとめ

今回はカナヘビのクル病についてまとめてみました。

クル病にかかってしまったカナヘビを治療して元の元気な状態にもどすというのはあまり現実的ではありません。

先ほども述べましたように、日ごろから、クル病にならないような飼育を心掛けなければなりません。

野生のカナヘビがクル病になることは少ないため、飼っているカナヘビがクル病になってしまったら、飼育者の責任です。

それを肝に銘じておいてください。

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