みなさんは、ヒョウモントカゲモドキという生き物を知っていますか?
名前の中に、「トカゲ」という言葉があるので、ヒョウモントカゲモドキは「トカゲ」なのでしょうか?
それとも「モドキ」という言葉通り、トカゲではない生き物なのでしょうか?
今回は、ヒョウモントカゲモドキの不思議な名前についてまとめてみました。
ヒョウモントカゲモドキは、トカゲに似ているの?
ヒョウモントカゲモドキは、ヤモリの仲間に属しています。
主に、アジア地域に生息しているヒョウモントカゲモドキは、その名の通り、ヤモリでありながら、トカゲの特徴も合わせ持つ生き物です。
例えば、ヤモリの特徴でもある指先の吸盤が、ヒョウモントカゲモドキには存在しません。
そのため、ヒョウモントカゲモドキはヤモリのように、壁に張り付いて歩くことができません。
指に吸盤を持つヤモリが、主に生息地として選ぶのは、私たちが生活する民家や、その周辺です。
一方で、ヒョウモントカゲモドキは、乾燥した台地を好んで生息しています。
そこには、民家のような壁は無く、張り付いて歩くための吸盤は必要なかったと推察できます。
ヤモリの仲間ではありますが、ヒョウモントカゲモドキには、生息地である乾燥した台地を歩くために、吸盤の無い足が必要だったのです。
ヒョウモントカゲモドキには、瞼がある!
ヒョウモントカゲモドキの名前に「トカゲ」という言葉があるもう1つの理由は、その目にありました。
トカゲの目には瞼があり、まばたきをするという特徴があります。
一方、ヤモリには瞼がありません。
瞼を持たないヤモリは、時々、舌で目をぬぐい、目の表面をきれいにしているそうです。
ヒョウモントカゲモドキは、ヤモリの仲間でありながら、トカゲのように瞼を持っています。
そして、身体に「ヒョウ」のような模様があるためにヒョウモントカゲモドキと、名付けられたそうです。
ちなみに、ヒョウモントカゲモドキは「レオパードゲッコー」という英名が付けられていて、愛好家たちの間では、「レオパ」と略して呼ばれているそうです。
まとめ
面白い名前を持つヒョウモントカゲモドキ。
その名前の由来には、ヒョウモントカゲモドキの不思議な生態が隠されていました。
みなさんもヒョウモントカゲモドキを見かけたら、まばたきをするかどうか、観察してみて下さいね。