爬虫類の多くに見られる『自切(じせつ)』。
良く聞くのは尻尾が切れたとか多く耳にするのでは無いでしょうか?
爬虫類が自切をする理由にはいくつかありますが、どんな時に自らの体を切り離すのか?
普段、何気なくしていた事が爬虫類にとっては不快な事って色々とあると思います。
そこでヒョウモントカゲモドキなどペットとして飼育している爬虫類が自切をしてしまう原因について調べてみました。
ヒョウモントカゲモドキが自切をする原因
よく敵に襲われたら自分の尻尾を切り離して逃げる所をテレビなどで目にするかと思います。
海ではタコなどもする事は知られていますが、なぜ体の一部を切り離してしまう自切をするのか?
逃げる為だけにあるものなのか?
自切は一体、どんな時にしたりするのか?
そこで自切をする原因について探ってみましょう!
敵から逃げる為に行う
外敵から襲われた時に、切り離した体の一部をおとりにして本体は逃げようとします。
切り離す部分は普段活動するにあたり、主要部分では無い場所を自ら切り離すことで、外敵から逃げられる可能性を作っていると言われています。
これは弱い立場にいる爬虫類の生きていく上で必要な事であり長い間で進化してきたのかも知れません。
外敵から身を守る為に行う
敵から逃げる為に自切を行いますが、細かい事を言うと外敵から身を守る為でもあります。
爬虫類を捕食する外敵に襲われ致命的なダメージになる前に、尻尾など自切して本体に被害がない様に最小限におさえる目的もあります。
尻尾を持つ
自切する原因としては逃げる為だったり外敵から身を守る為だったりとありますが、強いストレスや許容範囲を超えた恐怖心などがあると自ら尻尾を切り離してしまうと言われています。
飼育下でも、ちょっと退かすために尻尾を引っ張ったり、普段はしない大きな音で驚かしたりがあると気付けば自切してしまっている事があると言われています。
初心者のうちに良くやってしまいがちなのが、ハンドリングの練習をする時に尻尾を持ってしまう事があります。
無茶な扱いは避けましょう。
尻尾ならどこからでも切れるのか?
おとりとして自切した尻尾を置いて逃げますが、尻尾ならどの位置からでも自切する事が出来るのか知らないですよね?
尻尾が切れる場所は決まっていて、尻尾の構造上、節目があり、そこから切れます。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキの自切原因のまとめとしては『身の危険を感じた時にオトリとして自らの尻尾を自切し差し出す』と言う事です。
尻尾は栄養分を蓄える場所とも言われており、自切すると言う事はその栄養分も切り離してしまうと言う事です。
飼育している時に自切をしたら栄養面として餌やりには充分に注意しましょう。