トカゲは有隣目トカゲ亜目に分類される爬虫類の総称であり、その種類は熱帯地方を中心に4000種類以上があるといわれています。
爬虫類の中で最も多いグループでその多様性の多さも魅力の一つです。
アガマ目下、ヤモリ目下、イグアナ目下、オオトカゲ目下、スキンク目下と系統も豊富で、名称としてはトカゲの他にヤモリ、イグアナ、カメレオンなどもトカゲ亜目に分類されます。
ショップなどでは科目や系統など詳しく分類していないので少し戸惑うかもしれませんが、ペットとして飼うにはそれぞれ異なった飼育法があるので、その科目にあった適切な飼育をしていきたいですね。
ずっと、トカゲの骨盤を手で掴んで、腕に捕まらせてたんだけど、もう大きくなってきて、安定性が悪いから、尻尾の付け根を持って、足を腕に捕まらせた方が安定すると発見、、。
ついでにサバ玉ふにふに( *`ω´) pic.twitter.com/NrszW1hnyy
— パンダ隊長/サバ普及委員会 (@CTP_SMonitor) 2018年1月23日
トカゲの足の特徴
トカゲの足は当たり前ですが前足、後ろ足あわせて4本です。
種類によって違いますが、基本的に指も5本あり、爪が鋭く鋭利なものや(オオトカゲ、イグアナ、フトアゴヒゲトカゲなど)人間のように5本の指を使う種類も存在します。
(カナヘビ、ヤモリなど)ヤモリなどはカエルのように指に吸盤があるといわれていましたが、実際は指が非常に細かい毛で覆われており、その毛の先端の突起に「ファンデルワークス力」という特殊な作用が働きどんな面でも張り付くことができるようです。
足のないトカゲ!?
トカゲの種類によっては足がなくヘビのようなトカゲも存在します。
その名も『アシナシトカゲ』読んで字のごとくなんのひねりもないですが…。
アシナシトカゲ科は3亜科にだいたい13属120種類があるといわれ、現在も新種が発見されている種類らしいです。アメリカ、ロサンゼルスの空港のすぐそばでアシナシトカゲの新種(A.ステビンシ)が発見されたのは記憶に新しいところです。
アシナシトカゲはヘビと区別する際トカゲの足がないだけの種類と思われがちですが、瞼の有無や、生態などトカゲそのもので骨格的にも足があったであろう場所に、足の骨の名残が残っておりヘビとは違うことが分かります。
まとめ
トカゲは爬虫類でありながら様々な生態をもち、一口にトカゲと言っても語りつくせない多様性があります。
そこが魅力と言えば魅力ですが、あまりにも多様過ぎて初心者の方は戸惑うかもしれません。
少なくとも5系統のアガマ、ヤモリ、イグアナ、オオトガゲ、スキンクを把握してそれぞれの生態を自分の頭の中で整理することをお勧めします。
かわいさならスキンク科目、格好良さならイグアナ科目など自分の好みに合わせてチョイスするのもたのしいですね。