フトアゴヒゲトカゲを飼う前に、準備しておきたい物の一つが飼育ケージです。
どんなケージが飼育に適しているのでしょうか?
また、どんなレイアウトにすればよいのでしょうか?
目次
飼育ケージを選ぶ時の条件は?
フトアゴヒゲトカゲの飼育ケージは、どんなものを選べばよいのでしょうか?
大きさや形状、素材ごとに、おすすめの条件を紹介します。
ケージの大きさ
フトアゴヒゲトカゲは大人になると、平均して40~50cmほどまで成長します。
ケージサイズは、余裕を持って90cm以上が望ましいですね。
最初から大きめのサイズを購入しておくと、後々買い直す必要がないのでおすすめです。
ケージタイプ
水槽型やフロント開きなどの形状タイプがありますが、フトアゴヒゲトカゲはどちらでも飼育可能です。
フロント開きタイプの方が、掃除やエサやりをしやすいというレビューが多いようです。
ケージの素材
アクリル、またはガラスの2素材が主流です。
アクリルはガラスよりも軽く、値段が安いのですが、傷が付きやすく細かい傷でケージが段々曇ってしまうことがあります。
フトアゴヒゲトカゲは爪が鋭いので、ガラスタイプがおすすめです。
どんなレイアウトがいい?
フトアゴヒゲトカゲの飼育には、光と温度の管理がとても重要です。
生態を踏まえ、どんなレイアウトが適しているのかみていきましょう。
フトアゴヒゲトカゲの飼育に最適な温度とは
フトアゴヒゲトカゲの飼育ケージには、温度差をつける必要があります。
バスキングスポットまたはホットスポットと呼ばれる35度以上の暑い場所と、シェルターなどで作られた日陰で25度程度の涼しい場所です。
2つの場所以外は30度程度に保つようにしましょう。
バスキングスポットとは
フトアゴヒゲトカゲは変温動物のため、自分で体温を保つことができません。
そのため、バスキングスポットと呼ばれる、特に温かいエリアを作ってやる必要があります。
バスキングスポットはライトの直下に石などを設置し、暖められた石の上にフトアゴヒゲトカゲが乗ることで、腹側の温度を上げて消化を促す効果があります。
シェルターとは
家のように身を隠せる場所で、日陰が生まれ温度が低くなる場所です。
寒ければバスキングスポットへ、暑ければシェルターへとフトアゴヒゲトカゲが自分で選んで移動できるようにしておきましょう。
フトアゴヒゲトカゲは高低差も好き
野生のフトアゴヒゲトカゲは砂漠や森林に生息しているため、高低差を好みます。
岩や流木を使って、登れるような高低差のあるレイアウトにしてあげると、喜ばれるかもしれません。
登った時に倒れないよう、セッティングは注意して行って下さい。
まとめ
フトアゴヒゲトカゲにとって快適なケージ空間にした上で、ぜひレイアウトを楽しんで下さい。
砂や岩を使って砂漠的にレイアウトするのもよし。
流木で高低差を出して、多肉植物で緑を取り入れ森林風にレイアウトするのもよし。
フトアゴヒゲトカゲの雰囲気に合わせたレイアウトを想像すると、ワクワクしますね。
多肉植物を使う場合は、フトアゴヒゲトカゲが食べてしまう可能性があるので、棘のある種類は避けたほうが良さそうです。