オーストラリアの暑い地域が原産のフトアゴヒゲトカゲは、寒さが苦手です。
日本の冬はフトアゴヒゲトカゲにとって厳しいため、温度管理には注意してあげましょう。
ここでは、暖房器具であるパネルヒーターについて紹介していきます。
パネルヒーターはどうやって使えばいい?
パネルヒーターとはシート状の暖房で、床面の保温ができる器具です。
人が使う床暖房のようなものですね。
ガラスなどケージの素材によっては床が温まりにくく、フトアゴヒゲトカゲのようにお腹が床に触れる動物は冷えてしまいます。
お腹が冷えると消化不良を起こしてしまうこともあるので、床の温度には注意が必要です。
あくまで床を暖めるための役割なので、ケージ内の温度を上げることは難しいです。
パネルヒーターの大きさはどれくらい?
パネルヒーターの大きさは、ケージの床いっぱいに設置するのではなく、広くても半分をおおえれば十分でしょう。
フトアゴヒゲトカゲがケージ内の気温によって自分の居場所を選べるように、温度差を作ることが重要です。
パネルヒーターの位置はどこがいい?
設置位置に決まりはありません。
ケージ内の温度やレイアウトにあわせ、個体の様子を見ながら配置を調節してあげて下さい。
パネルヒーターは、基本的に飼育ケージの床面へ配置しますが、側面へ設置することも可能です。
防水の製品はケージ内へ設置することもできます。
それでも寒そうな場合は、パネルヒーターの上に保温効果のある石などを置いてみるのもいいかもしれません。
パネルヒーター設置のコツ
効率よく温めるため、ケージとパネルヒーターを密着させることが重要です。
熱気が拡散してしまわないように、パネルヒーターの下には断熱材を敷くことをおすすめします。
まとめ
ケージ内の温度維持は、あくまでもライトがメインです。
パネルヒーターは補助的な役割として、上手に使い分けてあげてください。
ケージの素材によっては熱に弱く、使えないパネルヒーターもあるようなので、事前に確認の上、購入することをおすすめします。