みなさんはトカゲの尻尾が切れるということはご存知でしょうか?

何となく知っている、という方も良いくいらっしゃると思います。

でも、尻尾が切れたままのトカゲってそんなに出くわすことがないですよね。

そう、トカゲの尻尾は再生するのです!!

でもね、それには様々な条件がありまして・・・

詳しく説明します。

ニホントカゲの尻尾は何度も再生するの?

まずは、どうして尻尾が切れるかというと、敵から狙われた時に尻尾を自ら切って(これを自切(じせつ)と言います)体と頭は逃げる、という手法を取るのです

しかし、これは「自ら」切って逃げているのであり、敵から切られた場合、実は再生しないのです。

え!?自分で切り離すのと、敵に切られるのは何が違うの?

自切する場合、敵からの攻撃が背骨から脳に伝わり、ニホントカゲは反射的に、切る部分の筋肉を集中させて出血があまりないようにコントロールしているのです

反射で切り離して逃げているというわけなのです。

なので、尻尾ならどこでもいいわけではありません!

そして、切り離された尻尾の部分、何度も元に戻る・・・というわけでもないのです。

スポンサードリンク

再生するが、元のようには戻らない

これは、切り離された尻尾の部分、そこからは今まであった背骨はもうありません

なので、再生した尻尾は今までのより小さい、短いか、変わった形をしているものがほとんどです。

そして、この尻尾が何度再生するかは、そのときのニホントカゲの栄養状況にもよって回数は変わってきます

なので、ニホントカゲの尻尾の再生回数は平均的に「1回」と思って良いでしょう。

まとめ

ニホントカゲの尻尾は自切した場合、また再生されることが多いのですが、再生された尻尾は同じ尻尾ではなく形や大きさが異なってきます。

なので、公園や道端で見かけるニホントカゲで尻尾の形が変わった形をしていたら「前に敵に襲われたんだな・・・次は気を付けろよ!」と心の中で思ってあげてください。

また、この自切、カニのハサミや、バッタの後ろ脚でも同じことが行われているのです。

自然って素晴らしいですよね。

スポンサードリンク