トカゲは爬虫類なのに女性愛好家も多く、愛嬌のあるかわいらしさと比較的適応能力のある性質上ペットとして需要を拡大しています。
爬虫類コーナーがあるペットショップではもはや定番で人気の高さも納得です。
トカゲは賢い種族なので飼い主をある程度認識できるようです。
種類によっては人に懐いて寄ってくるものもいます。
トカゲの尻尾と尻尾切りの意味
トカゲの尻尾切りは(自切)と言い、尻尾や足などを自ら切り捨てる行動です。
一般的には外敵から身を守るために体の一部を切り捨てて個体そのものを守る行為です。
そのため、切り離れる部位は最初から切断しやすい構造になっており、失った部位がその後再生する能力をもった種族が多いです。
尻尾切り(自切)を行うトカゲとその仕組み
ポピュラーなところではニホントカゲやニホンカナヘビなどが尻尾切りを行います。
切れた尻尾はしばらくの間動き続け、外敵の注意を引きその間に逃げることが出来ます。
切れた尻尾の断面は筋肉が盛り上がり血も出ず、その後尻尾は再生します。
何回でも再生するのか?と疑問に思う方もいるでしょうが、基本的に切断後の尻尾は尾骨がなく軟骨だけで形成されています。
よって完全再生ではないというのが正確な表現で、再生回数も1~2回が限界、栄養状態によっては以後再生しないものもあります。
尻尾切りで動画検索すると、自然な自切を撮影するのなら良いのですが、意図的に面白半分でyoutubeなどに切断シーンをアップロードしている方がいますが、皆さんは絶対やめましょう!
まとめ
自然界では外敵から身を守るためにトカゲは自切を行いますが、飼育上の不注意で切れてしまった場合は自切ではないので再生しないこともあります。
また再生時はかなりの生命エネルギーを消費するのでトカゲ事態に非常に大きな負担になります。
トカゲ類は尻尾に栄養を貯めている種があり、尻尾を失うことで体調不良を起こすことも多いので、飼育者は尻尾の不意の切断に注意しましょう。
基本を押さえて丁寧に管理すればトカゲは難しいペットではありません。
近年飼育者の都合で屋外に投棄され野生化しているものも少なくありませんが、皆さんは飼育者としてマナーをもってかわいいトカゲと付き合っていきましょう。