動物には基本耳がついているのがあたり前ですが、パッと見るとトカゲに耳がついているようには見えません。
ですがよく見ると顔の横に小さな耳の穴があります。
トカゲにとってこの耳の穴はとても大事なのです。今回はその理由についてお教えいたします。
トカゲの耳の役割
普通動物は鳴き声を発しますが、トカゲの鳴き声って聞いたことないですよね?
トカゲは言葉を発さない代わりに、聴覚で敵を感じ取ったりするのにとても大切な部位なのです。
また、特に鳥のマダガスカルサンコウチョウの鳴き声を聴くために耳があると言っても過言ではないのです。
その理由はなぜでしょうか。
マダガスカルサンコウチョウの会話を盗聴?!
トカゲの天敵である猛禽類は実は、マダガスカルサンコウチョウにとっても天敵なのです。
マダガスカルサンコウチョウの場合、天敵を見つけると仲間に鳴いて警戒するよう知らせます。
それをトカゲも聴いていて「自分たちも危ないんだ」と気づく大切な手段になっているのです。
会話が出来ない分他の生き物よりも聴覚は優れているとされるトカゲ。
その耳を澄ます注意力は他の生き物にはかなわないといわれています。
トカゲよりも聴覚が優れている生き物がいる?
先程トカゲは聴覚が優れているといいましたが、そのトカゲを上回る聴覚を持っているのが「ワニ」です。
ワニに関しては、トカゲと違い鳴くこともできるので比べる基準が違うと思いますが、ワニはオスがメスを誘うとき体から低周波を出して呼び寄せます。
実際そのとき川も少し波打っています。
また敵を見つけたときも大きな声で仲間に知らせたり、その利口さは犬や猫と同等のレベルとまでいわれており、爬虫類の中ではトップの生き物だとされています。
人間でも恐れられているワニは知能レベルも高かったのですね。
まとめ
トカゲは非常に臆病な生き物なうえ、鳴くことができないので耳がなにより大切なんだと知りました。
私たち人間は話すことも聴くこともできるのでどれだけ大変かなかなか実感できないと思いますが、想像しただけでも大変さはわかる気がします。