小さい頃って川などへ行くとこの水面を走って向こう岸まで行けるんじゃないか?
そんな事を考えたりした事はありませんか?
子供ながらに水面を走る水上歩行に憧れた時期があったと思います。
漫画の様にグルグル足を回して走ったら向こう岸まで行ける様な気になってやった事があると言う人は間違いなく居るはずです。
しかし人間が水の上を走る事なんて到底無理な話ですが、世の中には水面を走るトカゲが居る事を知っていますか?
今回は水面を走るトカゲのバシリスクについて紹介したいと思います。
目次
バシリスクってどんなトカゲ?
水面の上を走り去るトカゲって本当に居るのか?
誰もが疑ってしまいますよね。
ですが本当に水面を走るトカゲがいて、その名前はバシリスクと言います。
なんか忍者みたいな名前だと感じるかと思いますが全く的外れでもないんですよね。
そこでバシリスクと言うトカゲについて少し触れてみたいと思います。
バシリスクって何?
★生息地
南アメリカ大陸の南部の方に生息していてパナマやニカラグアなどに居ると言われています。
この辺は熱帯性気候で1年を通して雨季と乾季の区別がはっきりせず、高温多湿で暑いのが特徴です。
★体長
60〜80cmくらいと数字だけ見ると大きなイメージがありますが、バシリスクの尻尾が体の半分近くを占めているので実際の尻尾を抜いた体の部分は思ったほど大きくありません。
バシリスクは4種類?
・チャイロバシリスク
・グリーンバシリスク
・ノギハラバシリスク
・ギザギザバシリスク
バシリスクの種はこの4つと言われています。
水面を走る
バシリスクが知られたきっかけは、テレビなどでも放映されましたが水面を走る事です。
常に走る訳では無く、危険が近付いて居る時や追いかけられている時など、その場から回避する為に水面を走ると言われています。
水面を走る以外に潜水なども得意で水中に潜ってしまう事もある水陸両用なトカゲです。
どんなタイミングで走って何故、走れるのか?
バシリスクが水面を走る時ってどんな時なのか?
また、どんな原理で水面を走れるのか?
水面を走っている姿を見たら誰もが抱く疑問ではないかと思います。
そこで水面を走る理由や走る原理など調べてみました。
水面を走る理由
・敵から逃げる
自然界は弱肉強食の世界なので弱い者は強い者に食べられてしまう世界です。
でも弱い者も黙って食べられる訳にはいきません。
自分の事を狙っていると感じたら、警戒し攻撃してくるなと言うタイミングで水面を走って逃げます。
・驚いて走る
自然界は弱肉強食の世界なので常に警戒していなければなりません。
少しの物音にも敏感になっていて音が近いと驚いてその場から走り逃げ去ります。
水面を走れる理由
・長い尻尾
バシリスクが水面を凄い勢いで走る事が出来るのは、長い尻尾でバランスを取っているからなんです。
当たり前ではありますが、ゆっくり走ると沈んでしまいます。
片足が沈む前に勢い良く別の足を前に出して走るのでバランスがとても大事になります。
水掻きの様な物がある
後ろ足の指には水掻きの様な物がありそれを広げる事で浮力を生み出しています。
そしてバシリスクは体重も軽いのでさらに沈みにくくなる為、水面を走る事が可能になっていると言われています。
まとめ
バシリスクは危険回避をする為に進化して水面を走れる様になり自然界ではこうした進化をしている物がたくさんあります。
もし飼育するなら広い場所で飼育してあげましょう。