近頃、動物をペットとして飼うのがブームとなっています。
今までも不動の人気を誇っていた犬や猫などはもちろんのことですが、テレビなどで著名人が珍しいペットを飼っているなどといった紹介がされたことで、一般層にも珍しい動物をペットとして飼ってみたいという感情が生まれ始めました。
特に比較的珍しいペットとして人気なのが「トカゲ」です。
というのも、意外にもトカゲは人に懐きやすい上に、体が丈夫であるために飼育が比較的簡単であるということから一般層からの人気を増しつつあるのです。
しかし、珍しいだけに知識も必要です。
この記事では脱皮について話していこうと思います。
脱皮の頻度
脱皮というのは成長すると体の収まりが悪くなって行うというイメージを持っている飼い主さんが多いようですが、正しくは人間でいう「垢」のようなものなのです。
そのため、脱皮が決まった周期で行われるということはありません。
小型の個体であれば2週間に1回、大型であれば1年に1回といったように大体の頻度というものはありますが、実際のところは個体差や育て方によるところが多いです。
また、脱皮の頻度というのは全く気にする必要がないと言ってもいいほどで、私たち飼い主が意識して見るべきなのは「脱皮不全」です。
脱皮不全
脱皮不全とはその名の通り、完全に脱皮できずに皮が一部残ってしまう状態のことを言います。
トカゲでよくあるのが、指先に皮が残ってしまう形です。
そのような様子が見受けられたら、トカゲの周囲の環境や、病気である可能性を疑いましょう。
脱皮の準備・後処理
トカゲの脱皮には特別な準備をする必要はありませんが、霧吹きなどをして湿度を維持したり、トカゲの種類によっては日光浴をさせてあげると良いでしょう。
脱皮をするということは皮が残ります。
トカゲが皮を食べてしまうこともありますが、ほとんどはそのまま放置します。
皮を放置したままにしてしまうと、ダニ・カビなどの温床となってしまうので、速やかに捨てるようにしましょう。
まとめ
トカゲはペットとしては比較的珍しい部類であるので、飼い主さんの知識がどうしても足らないことが多いでしょう。
トカゲに気持ちよく生活させてあげるためにも、飼い主さんが正しい知識をつけてしっかりとトカゲと向き合って行く必要があります。
今はペットショップの店員さんに聞くだけでなく、ネットなどでも十分な知識を得ることができるため、少しでも異変が見られたら聞く・調べるなどして適切な対応をするよう心がけましょう。