ヒョウモントカゲモドキはヤモリの仲間でありながら、指先に趾下薄板を持たないため壁などは張り付かずに地面を歩行します。
動きが少しゆっくりでおとなしい性格なので、飼育しやすくその愛らしい表情で愛好者もとても多いです。
ヒョウモントカゲモドキが人気なのはなんといってもそのバリエーションの多様さにあると思います。
繁殖にチャレンジしてみたくなりますよね。
ヒョウモントカゲモドキの繫殖の時期は「冬季」
ヒョウモントカゲモドキの繁殖において大切なことは、「クーリング」(低温処理)といって一度冬を越した状態にすることです。
このクーリングを雌雄で行うことによって繫殖期を誘発します。
ヒョウモントカゲモドキのクーリングは、飼育容器内の温度が、大体18℃ぐらいになるように調整するので繁殖を考えているなら時期は冬に行うのが良いでしょう。
クーリングの事前準備
クーリングを行うには、事前に準備しておくことがあります。
それは、「事前に繁殖を行う雌雄に充分な脂肪(栄養)を蓄えさせておくこと」です。
クーリングを行う前には必ず必要な準備です。
体にしっかりと脂肪を蓄え、尾も太くなっていればクーリング準備は整っています。
クーリング中には餌を与えずに水だけを与えます。
なので、この事前準備が整っていないのに無理矢理クーリングを行うと、ヒョウモントカゲモドキにとってとても危険です。
事前準備が出来ていないのであれば、無理に行うことはやめましょう。
ヒョウモントカゲモキのおける繁殖可能な年齢?体重?
ヒョウモントカゲモドキが繫殖可能な成体になる目安としては一般的に「メスは50g以上」「オスは45g以上」と言われています。
ヒョウモントカゲモドキの体重測定は「ヒョウモントカゲモドキを入れた飼育容器内の重さ―ヒョウモントカゲモドキを移して空にした飼育容器内の重さ=ヒョウモントカゲモドキの体重」になります。
標準的なヒョウモントカゲモドキであれば、アダルトサイズと呼ばれる18㎝が成体となるようです。
繫殖は未成熟な個体でしようとすると、成長が鈍くなったり未成熟卵排出など様々なトラブルを引き起こします。
繁殖を行う際は、充分に発育した個体で行うことが大切です。
まとめ
ヒョウモントカゲモドキの繫殖自体は、難しいことではありません。
しかし、増えすぎて他の人に譲ろうとしても業者登録が必要なようです(不特定多数の人に譲る場合)。
たとえ、無償提供であっても登録が必要になります。
繫殖を行うのであれば、計画的に行いましょう。