ヒョウモントカゲモドキは様々な模様や色彩が存在し、クリクリした目がとても愛らしく男女ともに人気の種類です。
ヒョウモントカゲモドキの幼体の頃もとても可愛いのですが、繫殖の醍醐味は自分好みのヒョウモントカゲモドキを交配できることですね。
ヒョウモントカゲモドキの繫殖の方法について
ヒョウモントカゲモドキの繫殖は主に冬に行います。
ヒョウモントカゲモドキは成熟期になるまでは大体1年位が目安になります。
オスは約50gになるまで、メスは45gになると生殖可能になります。
あまり早く繁殖させようとすると、無精卵になったりするので、成熟期を見極めてペアを組むようにしましょう。
まずはクーリング(低温処理)を行う
ヒョウモントカゲモドキの繫殖を行う際に大切なのが、クーリングという繁殖を行うヒョウモントカゲモドキに一度冬を越させた状態にすることです。
一度冬を越させた状態にすると繁殖しやすいと言われています。
クーリングの手順
- クーリングに入る前のヒョウモントカゲモドキに、たっぷりと栄養を摂らせ脂肪を蓄えさせる。
- クーリングに入る1週間前は、食事と与えず水だけを与える。水だけは切らさないようにしましょう。
- ヒーターを切り、温度を常温で20℃になるようにし、その後、徐々に温度を下げていきます。18℃までを目標に温度を下げていきましょう。急激に温度が下がりすぎないように注意しましょう。
- 18℃を保ったまま、1ヶ月間餌を与えずに過ごさせます。水だけはずっと与え続けましょう。
- その後2週間かけて元の温度に戻していきます。
ヒョウモントカゲモドキに1ヶ月も餌を与えずに大丈夫かなと思いますが、手順の1でたっぷりと栄養を取らせるのはこのためです。
ヒョウモントカゲモドキは、尻尾に脂肪を蓄えます。
その脂肪をしっかり蓄えさせることで、クーリングを行うことができます。
逆にしっかりと栄養を蓄えられなかったヒョウモントカゲモドキにクーリングを行うのは大変危険です。
絶対にやめましょう。
ペアリング
クーリングを終えたヒョウモントカゲモドキの雌雄を一緒の飼育容器にいれます。
この時メスの飼育容器にいきなりオスをいれると、メスがオスを攻撃することがあります。
なので、オスの飼育容器にメスをいれると比較的メスがオスを受け入れやすいようです。
繫殖を終えたメスには栄養が偏らないように、カルシウムやビタミンをたっぷり含んだ餌を与えます。
交尾が成功した後は、雌雄を別々の飼育容器に移しましょう。
まとめ
ここまでが繫殖の方法になります。
ペアリングした雌雄は、その後離れ離れになってしまうわけですね。
なんとも興味深いです。
産卵し孵化するまで、まだまだ気が抜けませんが、生まれてくるベビーのために頑張りましょう。