ニホントカゲはその名の通り、日本に生息しているトカゲで青く綺麗な尻尾や可愛らしい顔をしていることから密かに女性の間でも人気のある爬虫類です。
暖かい時期は草原の山地や石垣などを探せば見つかりますが、寒い冬場は姿を見かけなくなりますよね。
実は、ニホントカゲは冬の間は冬眠していることを知っていますか?
では、いつ頃からどんな場所で冬眠をしているのでしょうか?
今回はニホントカゲの冬眠の時期と、場所を紹介します。
冬眠の時期はいつからいつまで?
ニホントカゲは、北は北海道、南は九州まで全国的に生息しています。
10月から11月の肌寒い時期になってくると土の中に潜り冬眠をするので姿が見られなくなります。
もちろん地域やその年の平均気温などによって違い差は出てきますが、気温が15℃を下回ったら冬眠が始まる目安となりますので覚えておきましょう。
またニホントカゲ冬眠明けは早い場所で3月頃から始まります。
冬眠する場所は?
ニホントカゲは変温動物です。
変温動物とは気温によって体温が変化する動物で、日光を浴びて体温調節を行います。
そのため寒い冬になるとニホントカゲは土に潜り冬眠をします。
自分で飼育する際も冬眠できる環境を作ってあげましょう。
用意するものは高さのあるケージ、土、水入れ、ビニールです。
まず、ケージの中に土を最低5㎝以上入れます。
この時の土は、凍死を防ぐためと保温性に優れている「腐葉土」を使用してあげましょう。
次に冬眠と言ってもずっと寝続けるわけではないので、水を入れた水入れを必ず準備していてください。
1週間から2週間ほど経って冬眠していることを確認したら、乾燥防止と保温するためにビニールをかぶせておくと良いでしょう。
もし、腐葉土が乾燥しているなと感じたら霧吹きなどで土を湿らせてあげましょう。
そして大切なのが冬眠をしたからといって放置しないこと!
1日1回は必ず間違って目覚めたりしていないか観察をしましょう。
まとめ
ニホントカゲは気温が15℃を下回ると土の中で冬眠しながら冬を越すことがわかりましたね。
土の乾燥や温度に気をつけながら環境を作ってあげましょう。