クル病!?
人がなるものじゃないの?
そう、人と同じようにヒョウモントカゲモドキにもクル病と言う病気があります。
そして、人と同じような症状ですし、クル病になりやすいともいえます。
クル病とは一体どんな病気なのでしょうか。
原因と治療法はあるのでしょうか。
今回はヒョウモントカゲモドキがなる病気、クル病について調べていきましょう!
ヒョウモントカゲモドキのクル病の原因は?
原因はいったいなんなのでしょう。
クル病の主な原因として、栄養不足が考えられます。
偏った栄養でリンやカルシウムなどが不足してしまうのです。
ヒョウモントカゲモドキにあげる餌は、ほとんどカルシウムが少ないものが多く、リンが多めになっています。
特にカルシウムが不足してしまうので、普段から小皿にカルシウムパウダーを入れておきましょう。
幼体の成長期やメスの産卵の時には、ますますカルシウムが必要になります。
そして、カルシウムを定着させるためにビタミンDが必要不可欠です。
自然に日光にあたるぐらいで、あまり日光浴は不必要とされています。
与えすぎると逆に同じような症状を引き起こしてしまうので、与えすぎないようにしましょう。
ヒョウモントカゲモドキのクル病の症状は?
そもそもクル病とは、どんな症状が出てくるのでしょうか。
クル病とは骨の発育期にカルシウムが骨にしっかりと定着できず、健康な骨の組織が作られずに生じる症状のことです。
骨が曲がったり変形してしまったりする病気です。
ヒョウモントカゲモドキの場合はどうでしょう。
まず、手足や背骨、腰骨などの体の骨が変形します。
病気が進行すると、四肢が曲がり、全身の骨がふにゃふにゃになってしまいます。
しっぽが折れたように曲がり、食欲不振や筋肉の痙攣などもみられます。
ラバーマウス症といって全身がふにゃふにゃと柔らかくなり、餌を噛むことが出来ない症状になることもあります。
ヒョウモントカゲモドキのクル病の治療は?
一度発症してしまったら完治はできません。
なので、なる前の予防をしておきましょう。
成長期や産卵のメスに多発します。
また、脱皮の失敗後にクル病になってしまうこともあります。
成長にしても脱皮にしても、その前に栄養が足りていないとなってしまいますので気をつけましょう。
まとめ
極端に病気が進行する場合には危険ですし、手足が変形してしまうと戻りにくくなってしまいます。
普段からカルシウムを与えておけば、クル病予防になりますので小皿に用意してあげましょう。
特に成長期や脱皮する前、産卵の時には気をつけてあげましょうね。