最近、テレビなどで著名人が珍しい動物を飼っている様子が紹介された影響で、一般層にも珍しい動物をペットとして飼ってみたいという需要が増えつつあります。
特に爬虫類のトカゲなどは、体が丈夫なので病院にかかることが少なく、手間がかからないこと。
また、意外にもトカゲは人に懐きやすい動物であることからペットとしての人気が高まっているのです。
そんなトカゲを飼い始めた飼い主さんが、一番始めに目にすることになる初めての現象が「脱皮」でしょう。
トカゲのように比較的珍しい動物には馴染みのない習性というものがつきものです。
冷静に対処するためにも正しい知識を身につけておきましょう。
トカゲの脱皮
まず、脱皮というのは成長することで体が収まりきらなくなり、皮を脱ぐというイメージを持っている飼い主さんが多いです。
実はそれは間違いで、脱皮は人間でいう「垢」を取っている感覚に近いのです。
そのため、脱皮に一定の周期というものはありません。
特にトカゲは爬虫類の中でも脱皮というものに特別な環境を選ばない種類であるので、前触れもなく脱皮します。
脱皮不全
トカゲが脱皮する上で一番心配なのは「脱皮不全」です。
脱皮不全とは、その名の通り脱皮が不完全な状態で行われて失敗してしまった状態のことを言います。
トカゲで言えば、指先に皮が残ってしまうなどの様子が見受けられます。
このような様子が見受けられたら、トカゲの周囲の環境が悪い、トカゲが病気になっていると言った原因が考えられるので、速やかに病院に連れて行ってあげてください。
脱皮に失敗した時の対処法
脱皮の対処法として、人間が手伝うという行為は極力避けてください。
トカゲの皮膚を傷つけてしまうと病気の原因になってしまう可能性があります。
それでも脱皮を手伝う場合は、ピンセットなどを使用して行います。
あまり一気にやってしまうと、必要な皮膚まで引っ張り、傷つけてしまうので慎重に剥いてあげましょう。
また、トカゲ用の脱皮不全防止のためのスプレーなども市販されているのでそれを利用してもいいかもしれません。
まとめ
トカゲの脱皮は不慣れな現象なので、戸惑うことも多いかと思いますが、基本的には人間が手伝う必要はないので安心して見守ってあげましょう。
前述した通り、指先などに皮が残ってしまっているという状態が見受けられる時のみ、病院にかかる・脱皮を手伝うといいた対処を施してあげてください。