ニホントカゲを飼いたい!と思った時、大切なのが飼育環境です。
幼体を育てるのは難易度が高いと言われていますが、飼育環境を整えてあげることで冬を越し、冬眠を成功させることが出来ますし、成体からの飼育の場合も幼体に比べ丈夫なので寿命を延ばしてあげることもできます。
せっかく飼育するのであれば長く一緒にいたいですよね。
そこで今回はニホントカゲの飼育環境の作り方について紹介します。
【爬虫類詳しい人教えて】ニホントカゲの幼体のための飼育環境を整えました。60cmガラス水槽に甲虫用の育成マット+つかまえた場所の土を敷き、浅めの水入れを設置して上にピッタリの網を置きました。問題は設置場所。玄関ですが大丈夫でしょうか? pic.twitter.com/Bd7c3JtRrQ
— ハイエナガール🦄東5て20b (@conpe_spnd) 2015年8月17日
飼育環境の作り方は?
水槽などの飼育ケースを用意します。
60サイズで2匹飼うことができますが、オス同士はケンカをするので避けましょう。
ニホントカゲが土の中に巣穴を作り、冬眠をしたり産卵の際も巣穴の中に産むことを知っていますか?
ニホントカゲを飼育するときに「土」はとても重要だといえます。
だからといって土なら何でもいいかというと違います。
捕獲した場所の土を使うのが一番いいのですが、なければ爬虫類専用に販売しているものや腐葉土を用意して水槽などの飼育ケースに最低5㎝入れ、5㎝以上の深く潜れる高低差をつけてあげることにより、土の温度にも差がでて熱中症などを予防することができます。
次に、ニホントカゲは変温動物といって気温の変化によって体温が変化する動物です。
夏になると気温が高くても日陰や隠れ家となる流木やレンガを水槽に用意してあげれば良いのですが、冬になると体温を上げるのが難しくなるためヒーターや温度計を用意し、飼育ケースを設置する場所の温度を20℃から25℃に保てるようにしましょう。
ただし、冬に屋内で飼育し冬眠をさせてあげる場合は、上記の温度では冬眠をしないので15℃を下回らないように管理してあげてください。
また日光浴をさせるために飼育ケースを毎回、窓際などに移動させない場合や屋内で飼育する場合は他に紫外線ライトやバスキングライトを準備しましょう。
自然界で捕獲してきたニホントカゲは屋外で飼育するほうが簡単にできますが、ニホントカゲの幼体は屋外で飼育すると冬眠が上手くいかないことが多いのでなるべく屋内での飼育をおすすめします。
最後に水入れと餌入れを入れたらニホントカゲの飼育環境ができあがりです。
土が乾いたら霧吹きで湿らせてあげましょう。
まとめ
ニホントカゲの飼育環境には温度、湿度、日光浴が必要だとわかりましたね。
快適な飼育環境を作り、ニホントカゲが住みやすくしてあげましょう。