アオジタトカゲは1970年代から日本で多く飼育されており、アオジタトカゲ属に属する種をまとめてアオジタトカゲと呼ぶそうです。
種類によって大きさは異り、最小種で全長20㎝程、最大種で全長70㎝程と言われています。
どの種も総じて胴体が太めで、四肢が短く、名前の由来になっている青い舌を持つのが特徴です。
今回の記事では、そんなアオジタトカゲの飼育方法や餌の種類について説明したいと思います。
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— 孤恋【ここい】ウパとポリプとアオジタ初心者飼育&ロード初心者 (@arashi8627a) 2018年4月22日
目次
アオジタトカゲの飼育方法
野生のアオジタトカゲはオーストラリアやインドネシアなどに生息し、森林、砂漠、草原など様々な環境で生活しているそうです。
地面にいることの多い地表棲で、明るい時間に行動する昼行性のトカゲです。
食性は何でもよく食べる雑食性で、性格は図太くおっとりした個体が多いので飼育しやすいと言われています。
飼育下のアオジタトカゲは飼育ケージを用意し、室内で飼育します。
暖かい地域が原産のため、日本では室外の飼育をすることはできないと言われています。
また、寒さに弱いため、飼育には様々な温度管理のための飼育用具が必要になるそうです。
アオジタトカゲの飼育に必要なもの
飼育ケージ
種類にもよりますが、成長が早いので90㎝以上の大き目のケージを用意しましょう。
バスキングライト、保温球、ヒーター
アオジタトカゲは適した温度の場所に自由に移動できるように、ケージ内に温度勾配をつける必要があるそうです。
温度の高い場所はバスキングライトを使用し35~38℃位、涼しい場所は21~28℃位に設定し、冬の気温の低い時期は保温球でケージ全体を温め、その補助としてパネルヒーターを設置すると良いと言われています。
紫外線ライト
アオジタトカゲは日光浴によって紫外線を吸収し、カルシウムの吸収に必要なビタミンDを皮膚で合成するため、室内においても紫外線が必要になります。
床材
ハスクチップや赤土、敷砂などが多く用いられているそうです。
ただし、アオジタトカゲは餌を床に落とすことが多いので、床材を誤食する可能性があるため注意が必要です。
シェルター
ケージ内の涼しい場所に設置すると良いそうです。
平たい石
トカゲはお腹を温める習性があるので、バスキングライトを当てる場所に、アオジタトカゲが乗れるくらいの石を置いておくと良いそうです。
水入れ
アオジタトカゲが全身を入れて水浴びができるような大きさのものを用意しましょう。
アオジタトカゲの飼育には以上のようなものが必要で、毎日の温度管理が大切だと言われています。
また、アオジタトカゲは湿度の高い状態を嫌うため、加湿する必要はなく、適湿25~50%を常に保つようにすると良いそうです。
アオジタトカゲの餌の種類
飼育には他に餌が必要ですが、アオジタトカゲは雑食性で野菜を中心に与えると良いと言われています。
特に栄養価の高い小松菜やケールなどをバランスよく与えるようにしましょう。
また、果物も好んで食し、特にバナナを好むそうです。
柑橘類は酸が多いため、与える際は少量にすると良いとされています。
肉類や昆虫類なども適宜与えると良いですが、肥満防止のため高カロリーの肉類は控え目に、昆虫類はコオロギやデュビアゴキブリ、ミルワーム、蚕の幼虫などを好むそうです。
ただし、自分で捕獲した昆虫や動物は寄生虫がいることがありますので、ペットショップや専門店で餌専用のものを購入して与えるようにしましょう。
さらに、栄養バランスを考え市販の人工飼料なども与えると良いとされています。
人工飼料はリザードフードやリクガメ用の餌などで良いそうです。
まとめ
アオジタトカゲは温厚な性格で飼育しやすいそうですが、寒さに弱いため温度の管理が重要だと言われています。
飼育を考えている方は、しっかりと飼育できる環境を整えてから迎え入れるようにしましょう。