アオジタトカゲは雑食性で何でもよく食べるので、給餌しすぎてしまうことが多く、肥満がちな個体も多く見られるそうです。
そのため、給餌の頻度や量には注意が必要だと言われています。
そこで今回の記事では、アオジタトカゲの餌の頻度や量について説明したいと思います。
アオジタトカゲの餌の頻度
アオジタトカゲは毎日餌を与える必要はなく、成長した個体であれば週に1~2回で良いと言われています。
ある程度間隔を置いて給餌したほうが餌の食い付きもよく、アオジタトカゲによくありがちな肥満も防げるそうです。
ただし8か月未満の幼体は、成長を促すため給餌の間隔を2~5日に1度、3か月未満の幼体はさらに短く毎日か1日おきに給餌する必要があるとされています。
給餌の頻度の調整は飼育初心者の方には見極めが難しいと言われていますが、一番わかりやすい目安は個体の食欲をよく見ることだそうです。
餌を見せても食べる気が無いようだったら、少し給餌の間隔をあけて様子を見てみると良いでしょう。
また、定期的な体重の測定も給餌の目安になり、急激に体重が増えている場合は給餌の頻度を減らしてみると良いそうです。
アオジタトカゲの餌の量
アオジタトカゲは餌の量や頻度によって、簡単に肥満になってしまうと言われています。
また、体の構造上、体の内側に脂肪がつくため外見から肥満がわかりにくいそうです。
アオジタトカゲの肺は構造が原始的で、主に前方1/3で呼吸を行い、残りの後方部分は簡単につぶれるため、他の臓器などにスペースを譲ることができると言われています。
そのため、脂肪がついても肺がその分つぶれるため、外見から脂肪が付いたことがわかりにくいそうです。
こういった理由から、アオジタトカゲの給餌は肥満を防ぐために、給餌の頻度や量を管理し、定期的に体重測定をすることが重要だと言われています。
給餌の頻度と量の目安
生後3か月未満 毎日もしくは1日おき 小さじ1~2杯
生後3か月から8か月 2~5日に一度 大さじ1~2杯
生後8か月以上 週に1~2回 大さじ1~2杯
アオジタトカゲの肥満は給餌の管理が大切ですが、見た目にもわかる程過度に太っている、または過度に痩せすぎているような場合には信頼できる獣医師に相談することをお勧めします。
また、給餌を拒否する個体に強制的に餌を食べさせることは、窒息や感染症の恐れもありますのでやめましょう。
あまりに食べないようであれば、こちらも獣医師に相談したほうが良いでしょう。
まとめ
太りやすく、見た目にも肥満がわかりにくいアオジタトカゲは、給餌の頻度や量の管理が大切です。
また、状態によって餌の内容も変える必要があるそうです。
太りすぎると病気になってしまうこともありますから、こまめに体重をチェックして肥満を防いであげましょう。