ヒョウモントカゲモドキが足をぶるぶると震わせる。
そのような時、病気を疑ったほうが良い場合があります。
ここでは、ヒョウモントカゲモドキの足の震えと、それに関する病気について書きます。
ヒョウモントカゲモドキの足に関する病気
彼らが足を震わせる時は、単に寒いだけの時とそうでない時とがあります。
ここでは「そうでない時」、つまりその震えの原因が病気にあった場合について書いています。
ヒョウモントカゲモドキが足を震わせている。その症状で真っ先に考えられるのが「クル病」です。
クル病は、カルシウムが骨に定着できずに骨格が曲がり、変形してしまうという病気です。
ヒョウモントカゲモドキの場合は手足や背骨、腰骨などの体の骨が変形してしまいます。
病状が進むと、全身の骨が脆く柔らかくなり、顎が柔らかくなる「ラバーマウス症」も併発することがあります。
こうなってしまうと餌を食べられなくなり、衰弱して亡くなってしまう場合があります。
一度発症してしまったら完治しないため、しっかりと予防をする必要があります。
クル病は主にカルシウム不足が原因となって起こる病気なので、予防には、カルシウム剤を振りかけた餌を食べさせるなどする必要があります。
ヒョウモントカゲモドキの震えと病気
ヒョウモントカゲモドキが体を震わせる時は、神経症などの病気を疑ったほうが良いことは、先にも触れました。
しかし、だからと言って震えの原因を、全て病気に求めるのも良くありません。
単に気温の低下によるものなどもあるので、周辺環境がどうなっているかなどと照らし合わせ、その上で判断を下すのが良いと思われます。
まとめ
以上が、ヒョウモントカゲモドキの足の震えと病気に関する記述です。
しかし、上に挙げたもの以外にも様々な原因があるかも知れません。
クル病の予防をするに越したことはないですが、彼らの足が震えているからと、すぐさま「クル病だ」などと決めつけることがないようにしてください。
その辺の判断を誤ると、逆にヒョウモントカゲモドキに負担をかけてしまうことも考えられます。
彼らのことを大切に思うからこそ、彼らの体調の適切な見極めが大事なのではないでしょうか。