ヒョウモントカゲモドキを飼っていると、口をパクパクと開けたり閉じたりを繰り返すことがあります。
これには果たしてどういう意味があるのでしょうか。
何度も口をパクパクさせている場合、病気の可能性があります。
そのためその病気を特定すべく、原因を明確にする必要があります。
ここでは、ヒョウモントカゲモドキが口をパクパクさせる原因について書いていきます。
ヒョウモントカゲモドキは何故、口をパクパクさせるのか
彼らが口をパクパクさせる時は、「クル病」と呼ばれる病気の可能性があります。
「クル病」とは、手足や背骨、腰骨など体の重要な部分を支える骨が変形してしまう病気です。
具体的な症状には、手足が変形して歩くことができない、腰が曲がって移動できない、そして口が開いたまま閉じない、などがあります。
重篤化するとヒョウモントカゲモドキが亡くなることもあり、仮に病気が治ったとしても、一度変形した骨は二度とは元に戻りません。
原因にはカルシウム不足が考えられます。
カルシウムは食事から得るものなので、普段の食事がカルシウム不足の場合に起こり得る病気だと言えます。
勿論、他にもあるかも知れません。
ただ、カルシウム不足が原因だと、普段の餌を見直す必要があります。
レオパの餌にはリンが多く含まれ、反対にカルシウムは少なめです。
そのため、餌にカルシウム剤をまぶしましょう。
とは言え、過剰摂取は逆にクル病の原因となってしまうので、与えるとしても大量にまぶすことだけは避けてください。
レオパは、メスの産卵時や幼体の成長期にカルシウムを多く消費します。
そのため適度に摂取させていないとクル病を発症してしまいます。
産卵を控えたメスや成長期の幼体がケージに居るのであれば、特にカルシウム剤を摂取させることを忘れないようにしましょう。
まとめ
以上が、ヒョウモントカゲモドキが口をパクパクさせる原因です。
例えクル病でなくとも、他の病気の可能性も十分考えられます。
少しでも異常を発見したのであれば、なるべく早めに獣医に診せるようにしてください。
そうすれば、最悪の事態は避けられるかも知れません。
必要なのは、レオパの生活をしっかりと見守ることなのではないでしょうか。