一人で暮らしていると、ふと寂しさを感じることがあると思います。
そんな時に、何か生き物を飼って癒されたいと考える方も多いのではないのでしょうか。
しかし、世話が大変だったり、餌を与えないといけなかったりなどの理由で敬遠している人も居られるでしょう。
そんな方にお勧めなのが、ヒョウモントカゲモドキです。
彼らは通称、「レオパ(英名のレオパードゲッコーの略)」と呼ばれ、愛らしい顔つきとハンドリング(手にのせて直接触れ合うこと)ができることなどから、人気の爬虫類です。
ここでは、そんなヒョウモントカゲモドキの魅力について書いていきます。
一人暮らしで飼うペットとして、ヒョウモントカゲモドキがお勧めな理由
何故、ヒョウモントカゲモドキが一人暮らしで飼う生き物としてお勧めなのか。
その理由はいくつかありますが、ここでは彼らの体質的なことに絞って書いていきたいと思います。
まず、ヒョウモントカゲモドキはそれほど大きくはなりません。
爬虫類と聞くと、巨大な姿を思い浮かべる方も居るかも知れませんが、レオパは手に乗せて撫でることができる程度なので、大きさは最大でも約25cmほどだそうです。
そのため、狭いところでも飼うことでき、部屋があまり広くないといった方にもお勧めです。
次に、ヒョウモントカゲモドキの体は丈夫で、尻尾に養分を蓄えています。
これは彼らが元来、砂漠の過酷な環境下で生息しているためであり、尻尾に養分を蓄えるのも、長期間餌にありつけなかった時に備えてのものです。
故に、出張などで遠出することになったとしても、水さえ与えておけばヒョウモントカゲモドキは尻尾の養分を使ってその期間を過ごせます。
最後に、彼らの体色のバリエーションはとても豊富です。
実に様々な種類のモルフ(体色のバリエーションのこと)が居り、交配によって独特の模様を持った個体を誕生させることだってできます。
ただ、飼い主自身の都合で遊び半分にモルフを作ることだけは止めてくださいね。
以上、ヒョウモントカゲモドキを飼う上での利点について書きましたが、反面、問題点もあります。
問題点として一つ目に挙げられるのは、彼らの生息域が砂漠であるため、25℃から30℃ほどの高温環境にする必要があること。
特に冬場は要注意です。
二つ目は彼らの餌。
レオパは肉食なため、昆虫を食べます。
それもコオロギやデュビア、ミルワームといった、人によっては不快になる姿の虫が捕食対象です。
そのため、それらに嫌悪感を覚える人にとっては、少々気になるところではあります。
これに関しては、冷凍コオロギや冷凍したハツカネズミの子供、ピンクマウスなどがあるので、ある程度はカバーできます。
それでも嫌だという方には、飼育を見送るか、コオロギなどに慣れてもらうか、人工餌を使うしかありません。
まとめ
一人暮らしで飼う生き物として、ヒョウモントカゲモドキをお勧めする理由を紹介しました。
しかし、やはりどんな生き物を飼うにせよ、個人的な都合などに左右されず、しっかりと最後まで面倒をみてやることが大事なのではないでしょうか。