カナヘビはトカゲの一種ですが、通常のトカゲと違い、気性は温厚で、ペットとして飼育している人もとても多い生き物です。
赤ちゃんの頃から飼育していると、人の手に乗せることができるようになるほど、人懐っこい生き物でもあります。
カナヘビの赤ちゃんは卵から生まれてくるのですが、卵を産む時期が近付くと、メスのカナヘビにいろいろな兆候がでてきます。
今回はカナヘビの産卵の兆候についてまとめてみたいと思います。
カナヘビの産卵の兆候について
カナヘビのメスは、だいたい春から夏の時期にオスと共寝し、卵を作ります。
そして夏から秋の時期に産卵をします。
体内に卵を抱えたメスのカナヘビは、赤ちゃんに栄養を与えるため、普段より食欲が旺盛になります。
この段階でどれだけ餌を食べたかによって、産卵の回数や、卵を産む数にも変化が出てくるようです。
体内の卵が成長するにつれ、メスのお腹も段々と膨らんでいきます。
この段階まで来ると、産卵が近いことを示しています。
卵が体内にある状態のカナヘビは、あまり動かないのですが、産卵の直前になると、落ち着きなく飼育容器の中を動き回るようになります。
ガラス壁をよじ登ろうとしたり、土を掘り始めたりしたら、もう間もなく産卵が始まります。
産卵を始めるにあたり、カナヘビのメスはまず産卵するためのスペースを作ります。
先ほどの土を掘るという行動は、産卵スペースを作っている行動の可能性もあります。
せわしなく動き回っていたカナヘビが一か所でじっとし始めたら、いよいよ産卵が始まります。
カナヘビは一度に複数の卵を産み、それを繰り返すこともあります。
カナヘビは、生まれてきた卵の世話は基本的にはしないので、産まれてきた卵は安全な別の容器に隔離したほうがいいでしょう。
まとめ
今回はカナヘビの産卵の兆候についてまとめてみました。
カナヘビの産卵期には、割とわかりやすい兆候が表れますので、産卵を観賞したい方は、注意しておくといいでしょう。
また、カナヘビの卵は孵化に至らずダメになってしまうケースもありますので、カナヘビの赤ちゃんが無事に生まれてくるよう、卵の管理は怠らないようにしましょう。